11月12日、2028年ロサンゼルス五輪の実行委員会は、全競技の実施日程を発表し、陸上競技についても各種目のラウンドスケジュールが明らかになった。
ロサンゼルス大会では、陸上競技を開幕週に実施することがすでに昨年の時点で決定している。開幕日となる7月15日には、女子100mの予備予選から決勝までの4ラウンドが行われることになった。同日には男子10000mと女子砲丸投の決勝も予定されている。注目の男子100mは初日に予選、2日目に準決勝と決勝が行われる。
日本勢の活躍が期待される種目では、女子やり投は6日目午前に予選、9日目午後に決勝を実施。6日目午前には男子3000m障害の決勝も行われる。男子110mハードルは4日目午前に予選、5日目午後に敗者復活ラウンドを挟み、6日目午後に準決勝、7日目午後にファイナルというスケジュールとなった。
決勝は全20セッションのうち17セッションで実施される予定。100mと200m、200mと400m(リレーを含む)、800mと1500m、1500mと5000m、5000mと10000m、走幅跳と三段跳など、2種目に出場しやすいスケジュールが組まれた。実行委員会や世界陸連は1984年ロス五輪で100m、200m、4×100mリレー、走幅跳の4冠を達成したカール・ルイス(米国)のようなスーパースターの再来を期待しているという。
また、パリ五輪で導入された敗者復活ラウンドも継続実施される。400mでは予選から敗者復活戦まで少なくとも36時間、800mと1500mでは約24時間の間隔が確保されるよう設定されている。
マラソンは29日に女子、大会最終日となる30日に男子が行われることが決定。男子マラソンの表彰式は大会閉会式中に行われることも決まった。
世界陸連のセバスチャン・コー会長は「初日は女子スプリンター、2日目は男子スプリンターが主役となり、華々しいスタートを切るプログラムとなった。これにより開会式後の世界的な関心を陸上競技に取り込めると思う」とコメント。「2種目制覇の可能性を最大限に高められるスケジュールになった」とも話した。
また、パリ五輪女子100m銀メダリストのシャキャーリ・リチャードソン(米国)は「陸上競技は今まさに盛り上がっていて、ロス五輪の女子短距離は特別なものになると思う。自分の役割を果たすことに全力を尽くしたい」と、地元五輪に向けて意欲を見せた。
2028年ロサンゼルス五輪 日程
7月15日 Day1モーニングセッション(9:00~13:30) 女子 100m 予備予選 男子 100m 予備予選 女子 5000m 予選 女子 砲丸投 予選 男子 棒高跳 予選 女子 800m 予選 女子 ハンマー投 予選 女子 100m 予選 男子 100m 予選 7月15日 Day1イブニングセッション(17:00~20:20) 男子 走高跳 予選 男子 400mH 予選 男子 円盤投 予選 女子 三段跳 予選 女子 400m 予選 女子 砲丸投 決勝 女子 100m 準決勝 男子 10000m 決勝 女子 100m 決勝 7月16日 Day2モーニングセッション(9:00~12:00) 男子 十種競技 100m 女子 円盤投 予選 男子 砲丸投 予選 男子 十種競技 走幅跳 女子 800m 敗者復活ラウンド 混合 4x400mR 予選 男子 走幅跳 予選 男子 十種競技 砲丸投 男子 1500m 予選 7月16日 Day2イブニングセッション(15:15~19:00) 男子 十種競技 走高跳 男子 砲丸投 決勝 男子 100m 準決勝 女子 ハンマー投 決勝 混合 4x400mR 決勝 男子 十種競技 400m 男子 100m 決勝 [adinserter block="4"] 7月17日 Day3モーニングセッション(9:00~14:00) 男子 十種競技 110mH 女子 3000m障害 予選 男子 十種競技 円盤投 男子 400m 予選 女子 三段跳 決勝 男子 400mH 敗者復活ラウンド 男子 十種競技 棒高跳 女子 400m 敗者復活ラウンド 7月17日 Day3イブニングセッション(16:30~19:30) 男子 棒高跳 決勝 男子 十種競技 やり投 混合 4×100mR 予選 男子 1500m 敗者復活ラウンド 女子 800m 準決勝 混合 4×100mR 決勝 男子 十種競技 1500m 決勝 7月18日 Day4モーニングセッション(9:30~12:10) 女子 棒高跳 予選 男子 3000m障害 予選 女子 400mH 予選 男子 三段跳 予選 男子 110mH 予選 7月18日 Day4イブニングセッション(15:50~18:55) 男子 200m 予選 男子 走高跳 決勝 男子 円盤投 決勝 女子 5000m 決勝 男子 400mH 準決勝 男子 1500m 準決勝 女子 400m 準決勝 女子 800m 決勝 [adinserter block="4"] 7月19日 Day5モーニングセッション(9:35~12:00) 男子 ハンマー投 予選 女子 400mH 敗者復活ラウンド 男子 400m 敗者復活ラウンド 女子 走幅跳 予選 男子 200m 敗者復活ラウンド 女子 3000m障害 決勝 7月19日 Day5イブニングセッション(16:00~18:40) 男子 110mH 敗者復活ラウンド 女子 円盤投 決勝 女子 1500m 予選 男子 走幅跳 決勝 女子 200m 予選 男子 1500m 決勝 男子 400mH 決勝 7月20日 Day6モーニングセッション(9:30~12:00) 女子 やり投 予選 女子 走高跳 予選 男子 800m 予選 女子 200m 敗者復活ラウンド 男子 3000m障害 決勝 7月20日 Day6イブニングセッション(15:30~18:30) 女子 棒高跳 決勝 女子 1500m 敗者復活ラウンド 男子 ハンマー投 決勝 女子 400mH 準決勝 男子 400m 準決勝 男子 110mH 準決勝 男子 200m 準決勝 女子 400m 決勝 [adinserter block="4"] 7月21日 Day7モーニングセッション(9:35~12:25) 女子 七種競技 100mH 男子 5000m 予選 女子 七種競技 走高跳 女子 100mH 予選 男子 三段跳 決勝 男子 800m 敗者復活ラウンド 7月21日 Day7イブニングセッション(16:15~19:20) 女子 七種競技 砲丸投 男子 やり投 予選 女子 1500m 準決勝 女子 200m 準決勝 女子 七種競技 200m 女子 10000m 決勝 男子 110mH 決勝 男子 200m 決勝 7月22日 Day8イブニングセッション(14:05~18:20) 女子 七種競技 走幅跳 女子 100mH 敗者復活ラウンド 女子 七種競技 やり投 男子 800m 準決勝 女子 走幅跳 決勝 男子 4×100mR 予選 女子 400mH 決勝 男子 400m 決勝 女子 七種競技 800m 女子 200m 決勝 [adinserter block="4"] 7月23日 Day9イブニングセッション(15:35~18:10) 女子 4x400mR 予選 女子 走高跳 決勝 男子 4x400mR 予選 女子 やり投 決勝 女子 4×100mR 予選 女子 100mH 準決勝 男子 800m 決勝 女子 1500m 決勝 男子 4×100mR 決勝 7月24日 Day10イブニングセッション(16:35~18:25) 男子 やり投 決勝 女子 4×100mR 決勝 男子 5000m 決勝 女子 100mH 決勝 男子 4x400mR 決勝 女子 4x400mR 決勝 7月27日 Day13(7:30~11:35) 男子 ハーフマラソン競歩 女子 ハーフマラソン競歩 7月29日 Day15(7:15~10:15) 女子 マラソン 7月30日 Day16(7:15~10:15) 男子 マラソンRECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.28
2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施
-
2025.12.27
-
2025.12.22
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.28
2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施
愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]
2025.12.28
トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]
2025.12.28
ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導
男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
