HOME 駅伝、箱根駅伝

2025.10.19

「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!

第101回箱根駅伝1区スタートの様子

日本テレビは来年、池井戸潤さん原作『俺たちの箱根駅伝』の連続ドラマ放送が決定したと発表した。

「半沢直樹」「下町ロケット」など人間ドラマを描く作家・池井戸さんによる『俺たちの箱根駅伝』は21年から23年まて『週刊文春』で連載され、昨年4月に単行本として出版された人気作。

選手やチームのみにスポットを当てるのではなく、箱根駅伝の裏側や中継スタッフなどさまざまな人間模様を描く。

広告の下にコンテンツが続きます

池井戸さんの「箱根駅伝の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ小涌園前だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか」という疑問からはじまり、構想から執筆開始まで長い期間を取材に費やしたという。

「迂闊に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか」と試行錯誤しながら仕上げた「渾身の一作」であり、「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と語るほど。

初の実写ドラマ化は、もちろん実際の箱根駅伝を中継する日テレが制作。主催する関東学連の全面協力のもと、「前人未到の映像プロジェクト」(日テレ)になる。

箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は関東学連加盟校による駅伝大会で、東京・箱根間を2日間10区間に分けてタスキをつなぐ。1920年に産声を上げ、100回以上の歴史を持つ。正月の風物詩となっている箱根駅伝がどんなドラマとして描かれるのか。大きな注目を集めそうだ。

日本テレビは来年、池井戸潤さん原作『俺たちの箱根駅伝』の連続ドラマ放送が決定したと発表した。 「半沢直樹」「下町ロケット」など人間ドラマを描く作家・池井戸さんによる『俺たちの箱根駅伝』は21年から23年まて『週刊文春』で連載され、昨年4月に単行本として出版された人気作。 選手やチームのみにスポットを当てるのではなく、箱根駅伝の裏側や中継スタッフなどさまざまな人間模様を描く。 池井戸さんの「箱根駅伝の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ小涌園前だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか」という疑問からはじまり、構想から執筆開始まで長い期間を取材に費やしたという。 「迂闊に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか」と試行錯誤しながら仕上げた「渾身の一作」であり、「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と語るほど。 初の実写ドラマ化は、もちろん実際の箱根駅伝を中継する日テレが制作。主催する関東学連の全面協力のもと、「前人未到の映像プロジェクト」(日テレ)になる。 箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は関東学連加盟校による駅伝大会で、東京・箱根間を2日間10区間に分けてタスキをつなぐ。1920年に産声を上げ、100回以上の歴史を持つ。正月の風物詩となっている箱根駅伝がどんなドラマとして描かれるのか。大きな注目を集めそうだ。

「俺たちの箱根駅伝」が実写ドラマ化!池井戸潤さんのコメント全文

「箱根駅伝」の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ「小涌園前」だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか?こんな小さな疑問が、上下巻に及ぶ膨大なストーリーと人間ドラマに発展するとは思いませんでした。ランナーとして、またそれを支える側に回って「箱根」に賭ける学生たちの情熱、タスキへの思い。その映像をリアルに届けようと奮闘するテレビマンたちの執念。いかにエンタメとはいえ、迂闊に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか―。書きたいと思ってから、実際に書き上げるまで、気がつけば何年もの月日が流れていました。学生ランナーはもとより、「箱根駅伝」に関わる全ての人達へのリスペクトを胸に、彼らに負けない熱量をもってひたすら書いた、まさに渾身の一作です。視聴者の皆さん、そして読者の皆さんも、ひとりのランナーとなってタスキを繋ぐ友情と信頼、そして意地と執念がぶつかり合う全十区、217.1キロを駆け抜けてください。もう二度と、こんな小説は書けないでしょう。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

2025.12.16

お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

月刊陸上競技2026年1月号別冊付録「全国高校駅伝総展望」に掲載したデータに誤りがございました。 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたします。 男子 今治北(愛媛) 誤 都大路学校最高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top