◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目
世界陸上のオフィシャルタイマーを第2回大会(1987年)から19大会連続で務めているセイコーグループは9月20日、連日熱戦に沸く東京世界陸上の会場である国立競技場で、次世代の子どもたちに“本物の体験”を提供するプログラム「時育® セイコースポーツアカデミー in 東京2025世界陸上」を開催した。
福島千里さんが講師を務め、約30名の小中学生に陸上の楽しさ伝える
Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎え、セイコースポーツファンリーダーでランニング×コメディYouTuberたむじょーさん、陸上系人気YouTuberのTKDさんもゲスト参加。一般公募を経て全国から選抜された約30名の小中学生(小5~中3)が、ウォーミングアップに始まり、リアクションタイム体験、100mレースなど世界陸上開催中のトラックと計時・計測機器をそのまま使用した“本物の環境”でスポーツの楽しさや時間の大切さなどを学んだ。
本番と同じ機器を使用、スタート前の選手紹介も本番仕様
リアクションタイム体験では0.121秒を記録した女子選手を筆頭に上位5名が東京世界陸上の男女100m優勝者の反応(0.157秒、0.173秒)を上回る驚きの結果に。100mレースでは英語による選手紹介の後にそれぞれの姿が大型スクリーンに映し出される本番さながらの演出もあり、参加者からは「とても緊張したけど、わくわくした」という声が聞かれた。セイコーグループでは、サステナブルな社会のために、セイコーだからできる未来を担う世代の育成活動に取り組んでおり、その取り組みを「時育(ときいく)」いう言葉で表現。子どもたちの笑顔を世界中に広げるため、本物に触れるわくわくする体験を通して豊かな個性・人格形成を支援している。
自国開催の世界陸上の舞台で貴重な体験
福島さんは2022年のオレゴン世界陸上、2023年のブダペスト世界陸上でも現地の子どもたちに走る楽しさを伝えるプログラムで講師をしているが、「自国開催の世界陸上でこの活動ができたことがとてもうれしい。連日たくさんの観客がスタジアムに訪れていて、日本でも陸上の大会がこんなに盛り上がるのかと感激していますし、野球やサッカーだけでなく陸上に憧れる子どもたちが増えてきそう。今日のプログラムに参加してくれた子どもたちは、テレビで見たあの世界に自分が入り込むことができ、本当に興奮したと思う。この体験を通して陸上をもっと好きになっていってほしい」と話していた。福島千里さんが講師を務め、約30名の小中学生に陸上の楽しさ伝える
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100mレースでは世界陸上本番と同じくリアクションタイムや、10mごとに各自の通過タイムがわかる「ビデオトラッキングシステム」も導入していた[/caption]
Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎え、セイコースポーツファンリーダーでランニング×コメディYouTuberたむじょーさん、陸上系人気YouTuberのTKDさんもゲスト参加。
一般公募を経て全国から選抜された約30名の小中学生(小5~中3)が、ウォーミングアップに始まり、リアクションタイム体験、100mレースなど世界陸上開催中のトラックと計時・計測機器をそのまま使用した“本物の環境”でスポーツの楽しさや時間の大切さなどを学んだ。
本番と同じ機器を使用、スタート前の選手紹介も本番仕様
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クリニックの最後は参加者全員でトラックを1周走ってクールダウン。世界陸上の会場の雰囲気を満喫した[/caption]
リアクションタイム体験では0.121秒を記録した女子選手を筆頭に上位5名が東京世界陸上の男女100m優勝者の反応(0.157秒、0.173秒)を上回る驚きの結果に。100mレースでは英語による選手紹介の後にそれぞれの姿が大型スクリーンに映し出される本番さながらの演出もあり、参加者からは「とても緊張したけど、わくわくした」という声が聞かれた。
セイコーグループでは、サステナブルな社会のために、セイコーだからできる未来を担う世代の育成活動に取り組んでおり、その取り組みを「時育(ときいく)」いう言葉で表現。子どもたちの笑顔を世界中に広げるため、本物に触れるわくわくする体験を通して豊かな個性・人格形成を支援している。
自国開催の世界陸上の舞台で貴重な体験
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福島さんは自国開催の世界陸上でこのプログラムができたことを喜び、会場提供や運営に協力してくれた関係者に感謝していた[/caption]
福島さんは2022年のオレゴン世界陸上、2023年のブダペスト世界陸上でも現地の子どもたちに走る楽しさを伝えるプログラムで講師をしているが、「自国開催の世界陸上でこの活動ができたことがとてもうれしい。連日たくさんの観客がスタジアムに訪れていて、日本でも陸上の大会がこんなに盛り上がるのかと感激していますし、野球やサッカーだけでなく陸上に憧れる子どもたちが増えてきそう。今日のプログラムに参加してくれた子どもたちは、テレビで見たあの世界に自分が入り込むことができ、本当に興奮したと思う。この体験を通して陸上をもっと好きになっていってほしい」と話していた。
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