富士北麓ワールドトライアルの男子100m予選で、桐生祥秀(日本生命)が9秒99(+1.5)をマークし、東京世界選手権の参加標準記録を突破した。今年の日本選手権で優勝しているため、代表入りが確実となった。
世界選手権出場となれば、19年ドーハ以来3大会ぶりとなる。桐生の世界デビューは2013年。同年の織田記念で10秒01(当時・高校新)を出した洛南高3年の夏に、モスクワで行われた世界選手権に出場。その時は予選を10秒31だった。4×100mリレーでは1走を務めて6位に貢献した。
2度目は17年ロンドンだったが、この時はリレーのみで、3走を務めた4×100mリレーで銅メダルを獲得した。19年に個人で久しぶりに出場すると、準決勝に駒を進めて10秒16をマーク。4×100mリレーでは2大会連続銅メダルに貢献した。
なお、桐生は自国開催となる21年東京五輪にもリレーで出場したが、決勝ではバトンがつながらずに途中棄権に終わった。日本人初の9秒台を出してからも、病気やケガ、「終わった」という心ない声をはね除け、昨年のパリ五輪にも4×100mリレーで出場して入賞に貢献。今年9月、国立競技場には“忘れ物”を取り戻しにいく。
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