◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)4日目
広島インターハイを懸けた近畿地区大会の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が昨年自らがマークした大会記録を0.74秒更新する2分02秒76で、3連覇を果たした。
久保が最後の近畿大会を大会新記録で締めくくった。スタートから先頭を走り続け、400mを59秒のハイペースで通過すると、メインスタンドに詰めかけた多くの観客が沸く。
3日目の800m予選と準決勝は雨中のレースで、「すごい雨で感覚がわかりませんでした。調子も良かったので、思い切っていきました」と振り返る。
大会最終日の5レース目で、「2周目は余裕がなくて、タイムが落ちる感覚がありました」と冷静に話すも、自らの大会記録はクリア。「その中でも走り切れたので、もっとここから調子を上げていけたらというところで収穫はありました」とうなずいた。
久保は2日目の1500mで、高校歴代2位、U18日本新記録となる4分11秒07をマーク。2年連続で800mとの2冠を飾った。久保にとっては最後の近畿大会で「総合争いもあるので、まずは自分が2冠をしてチームに貢献することを一番に考えていました。そこは達成できて良かったです」と高校生らしさものぞかせる。
次は約3週間後に控える日本選手権だ。東京世界選手権出場が今季の「一番の目標ですごく楽しみしています」と言い、「1500mもうまく走れてきていて、持久力もついていると感じています。もっと調子を上げていきたいです」。高校生にとって大事な大会を終え、再びシニアの舞台へと戻る。
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