◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目
学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、女子学校対抗は筑波大が71点で5年ぶり28回目の優勝を飾った。
最終種目の4×400mリレーを迎えた時点で、トップの筑波大が68点、2位の立命大が62点。400mハードル優勝の瀧野未来、400m2位の児島柚月を擁する立命大が戦力的には上回っていたが、立命大が優勝しても筑波大は6位までに入れば逃げ切れる状況だった。
アンカーでバトンを受けたのは髙橋亜珠。約2時間前の200mを学生歴代2位、大会新の23秒36(+0.1)で制していたが、100mハードル、4×100mリレーとフル稼働し、これが大会9本目のレース。しかも5位のチームとは差が開き、すぐ後ろに甲南大、大阪成蹊大が迫る状況でバトンを受けた。
それでも高橋は最後まで力を尽くし、6位を死守。前方では園田学園大が2年ぶりに制し、立命大は2位にとどまった。2点差で、5年ぶりに女王の座を奪還した。
優勝者は髙橋と、七種競技5330点で制した中尾日香の2人のみ。2位は3000m障害の小松夕夏ただ1人。いずれも最終日につかみ取ったもの。加えて、棒高跳でも村田蒼空が4位、相原ほのかが7位タイで6.5点を加算。4×400mリレーまでに29.5点を積み上げ、同じく400mハードル、200m2位、3位などトラックで大量得点を獲得した立命大の勢いをさらに上回った。
主将の齋藤乃彩は「本当にうれしく思います」と笑顔で話し、「どの種目でも点が取れる、すごくいいチーム。全員でつかんだ勝利だと思います」と胸を張る。
自身はやり投で10位と「1点も取れなくて本当に悔しい結果」と振り返るが、自身も、部員一人ひとりも「チームのために」と力を尽くした。それが、5年ぶりの総合優勝へとつながった。
自ら考え、動くのがチームの風土。そして、日本インカレも、関東インカレも、男女そろっての総合優勝が最大の目標だ。「すごい選手がそろっているので、来年こそは関東も日本も、男女総合優勝を勝ち取ってほしい」と後輩たちに“夢”を託した。
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