◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)4日目
2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、女子800m予選2組で久保凛(東大阪大敬愛高)が2分02秒16の1着で決勝進出を決めた。1組の塩見綾乃(岩谷産業)は2分04秒01の1着で通過している。
日本人女子初の1分台ランナーとなった17歳の久保が、予選とはいえアジアの舞台でも堂々としたレース運びを見せた。
「まずは1着で通過することを意識しました。インドの選手が出ると思ったけど出なかったので自分で引っ張りました」。意識していた1500m銀メダルのプージャ(インド)は前に出なかったため、序盤から自ら前に出て400mを60秒で通過する。
2周目も先頭を引っ張る姿勢は変わらず、最後はプージャが後ろにつけたが、久保は力を緩めることなくフィニッシュ。レース後には笑顔も浮かべ、「リラックスできて、2周目もしっかり走れて2分02秒だったので良かったです」と感覚は悪くない様子だ。
1分59秒93の日本記録を持つ久保だが、国際大会は昨年のU20世界選手権が初めて。アンダーカテゴリーが外れての世界の舞台に、「初シニアはめっちゃ緊張しました」と高校生らしさものぞかせる。
予選とは違い、翌日(5月31日)に控える決勝は、各国の選手のギアも上がる。「決勝は様子を見ながら走りたいです」と冷静に話していた。
決勝は18時50分から行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.02
-
2025.06.02
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.05.31
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.15
2025全日本大学駅伝出場チーム
-
2025.05.16
-
2025.05.11
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.02
円盤投・東琉空が50mスロー連発 女子三段跳の岡島奏音は県高校新 北尾心映11秒61w&4冠/IH三重県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 三重県大会は5月30日から6月1日の3日間、伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢で行われた。 男子円盤 […]
2025.06.02
ハンマー投・高見晃史郎が61m84の県高校新 三段跳・福間璃子は12m08でV2 開星が両リレーで大会新/IH島根県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 島根県大会は5月30日から6月1日の3日間、出雲市の浜山公園陸上競技場で行われた。 男子はハンマー投 […]
2025.06.02
佐藤克樹&秋澤理沙が200m2連覇 関綾音が女子棒高跳県高校新 学校対抗男子は日本文理が初優勝/IH新潟県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 新潟県大会は5月29日から6月1日の4日間で、デンカビッグスワンスタジアム(新潟スタジアム)にて行わ […]
2025.06.02
大川菜々美が3連覇の800m含む4冠 400m大会新の髙田琥海も4冠達成 高垣光汰は100m&200m好記録V/IH和歌山県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 和歌山県大会は5月30日から6月1日までの3日間、紀三井寺公園陸上競技場で行われた。 女子は和歌山北 […]
2025.06.02
安川電機にキプタム・ヴィクターが新加入 「たくさん練習して強くなります」
6月2日、安川電機は1日付でケニア人のキプタム・ヴィクターがチームに加入したことを発表した。 キプタムは2007年生まれの18歳。昨年1月にケニアの競技会で1500m3分47秒67をマークしているのが唯一の公式記録となっ […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析