2026.04.09
女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッドらが在籍するJALに、この春、新たな仲間が加わった。
昨年の世界室内選手権に男子400mで出場した吉川崚(筑波大)が入社。4月1日に入社式を終え、9日にはJALアスリート社員と入社後初めて顔を合わせた。
「たくさんのトップ選手がいるなか、自分でいいのかという不安もありますが、これから一緒にがんばっていけるんだといううれしさがあります」と初々しく話す。
千葉県出身の吉川。中学時代は長距離にも挑戦したが、千葉東高では短距離で開花した。400mで46秒87をマークし、U18日本選手権優勝、インターハイ2位など実績を残した。筑波大に進学すると、23、24年には日本選手権に出場。個人でのタイトルはないが、4×400mリレーで日本インカレや日本選手権を制している。
「元々は競技を続けるつもりはなかった」と言い、父が航空関係の仕事に従事していたこともあって「小さい頃から飛行機が好き、空港に来るとワクワクしていました」と航空会社への就職を志望していた。ただ、昨年3月に中国・南京で行われた世界室内選手権に出場して日の丸を背負ったことで、「世界と戦う楽しさを知って、もう少し続けたいと思うようになりました」。大学院ラストシーズンでは、5月の静岡国際では45秒88の自己記録もマークした。
日本航空(JAL)には選手としてではなく、通常の就職活動を経て内定し、「夢がかないました」。その後、「ダメ元でロサンゼルス五輪を目指して競技を続けさせていただけないかとお願いしたのですが、快く受け入れてくださいました」と、晴れてJALアスリート加入が決まった。
昨年10月に顔合わせし「トップ選手ばかりでも、すごく温かいチーム」とかわいがられているようで、「活躍して恩返ししたい」という気持ちがより強くなった。今季は「日本選手権の決勝に進んで上位入賞したい」と目標を掲げ、個人やリレーでのアジア大会代表を狙っていく。
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