2026.04.15
4月12日にブラジルで行われた世界競歩チーム選手権の日本代表が4月15日に帰国し、選手たちが取材に応じた。
男子マラソンで金メダルを獲得した勝木隼人(自衛隊体育学校)。終始、先頭を歩く一人旅のレースに「ロングの練習よりも遅いペース。物足りなかった」と苦笑いする。
「強い選手と戦って、ゆっくりのペースで集団を揺さぶる」といった経験値を求めるレースだったこともあり、「気持ちも切れてしまった」。それでも、フォームだけしっかり確認しながらVロードを歩いた。
海外勢の牽制もあり、3位に岩井和也(自衛隊体育学校)が入って団体金メダルに喜びもある。「いい練習になりましたし、初の世界タイトルなので」と笑顔を見せた。
5月に国内外でレースをこなし、秋の名古屋アジア大会へ。「課題のスピードを強化していきたい。勝てると思っていますし、そのための準備をしていきます」と力を込めた。
男子ハーフマラソンも団体金メダル。個人では最上位となったのが5位の吉川絢斗(横浜市陸協)で、「個人でのメダルを目指していましたが、団体で取れたのはうれしいです」。
標高1000mあたりで、暑さもあるなか「落ち着いて入った」。残り2kmまでメダル争いに加わったことに「いい経験ができましたし、メダルも見えるところに来た」と収穫を得つつ、「攻めの姿勢や展開を作る部分など力不足でした」と冷静に受け止めていた。
この種目で、日本選手権を1時間20分34秒の世界記録で制していた山西利和(愛知製鋼)は7位。「スムーズに前に進めている感じもなく技術的な課題がある」と振り返る。
優勝を目指していただけに、「だいぶ及ばなかった。力負け。歩型違反の自滅でなく力負けなのは真正面から悔しい」と唇を噛み、「まっすぐに取り組みを洗い直して強化する、王道のプロセスに戻ったのは悪くない」と、アジア大会での奮闘を誓った。
日本陸連強化委員会の谷井孝行ディレクターは、「調整が難しいなか、男子は全員が上位でまとめてくれた」と評価した。
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