公益社団法人日本学生陸上競技連合(日本学連)は5月12日、第94回日本インカレにおいて一般観客の一眼レフ等での撮影禁止を決めた。
6月5日から8日にかけて行われる天皇賜盃第94回日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)では、一般観客の一眼レフカメラ、ビデオカメラ等の撮影機材での撮影が一切禁止となる。
これまでは一般観客においても事前の撮影申請を行えば、一部禁止区域を除いて撮影が可能だった。
決定に至った経緯について日本学連は「これまでの大会において迷惑撮影とみられる行為が横行し、実際に警察対応が必要となる事態が発生した」と説明し、「多くの観客の方からの通報も相次ぎ、その都度、迷惑撮影か否かを確認するための対応」を大会役員が行ってきた。そうした事態から「従来の競技運営業務が滞る事態が続いていた」。
日本学連は「陸上競技を純粋に楽しむ皆様にとって競技の撮影もひとつの楽しみ方であることは重々承知している」ため「ここ数年は一般の皆さまの撮影環境を守ることを前提に場内の規制を行ってきた」とする。
一方で、こうした事態を「重く受け止め」て、「競技者が集中して安全に競技に臨める環境を確保するため」に撮影に関する運用を見直し、「苦渋の決断」だとしている。
なお、選手の家族や友人、大学陸上競技部の関係者(卒業生)などは、選手エントリー後に、各大学から撮影申請書を入手し、必要事項を記入の上、大会当日に申請すれば撮影が可能となる。
日本学連は「競技者が気持ちよく大会に参加できるよう、学生幹事を中心に準備を進めてまいります」としている。
日本インカレは6月5日から8日の日程で岡山・JFE晴れの国スタジアムで行われる。近年、通常は9月開催だが、世界選手権が東京で9月に開催されることもあり前倒しされている。
近年、陸上競技をはじめ、スポーツの現場で身体の一部を拡大しての撮影や特殊撮影機材を使っての撮影、肖像権を無視したり、選手が希望していないSNSへの投稿などが問題視されている。
日本インカレの撮影禁止についての日本学連発表全文
天皇賜盃第 94 回日本学生陸上競技対校選手権大会における 一般観客の一眼レフ等での撮影の禁止について 平素より本連合の大会運営にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。 さて、今大会における撮影申請について、以下の通り運用を変更致します。 これまで一般観客の皆さまは、事前の撮影申請で一眼レフカメラ、ビデオカメラ等の撮影機材使用が可能(一部区画)となっておりましたが、今回大会より 一般観客による一眼レフやビデオカメラ等での撮影を一切禁止する事と致しました。 本件につきましては、これまでの大会において迷惑撮影とみられる行為が横行し、実際に警察対応が必要となる事態が発生したほか、多くの観客の方からの通報も相次ぎ、その都度、迷惑撮影か否かを確認するための対応を大会役員が行うことで、従来の競技運営業務が滞る事態が続いておりました。 陸上競技を純粋に楽しむ皆様にとって競技の撮影もひとつの楽しみ方であることは重々承知しておりここ数年は一般の皆さまの撮影環境を守ることを前提に場内の規制を行ってきましたが、上記の事態を重く受けとめ、観客・関係者の皆さまが安心して観戦できる環境を整えるとともに、競技者が集中して安全に競技に臨める環境を確保するため、苦渋の決断ではありますが、撮影に関する運用の見直しを行うことといたしました。 なお、選手のご家族・ご友人、また大学陸上競技部等の関係者(OB/OG)は、エントリー(5 月 19 日(月))以降に各大学から撮影申請書を入手、必要事項を記入の上、大会当日にインフォメーション・センターにて撮影許可申請手続きを行ってください。撮影可能エリアでの一眼レフ、ビデオカメラ等での撮 影が可能となります。 競技者が気持ちよく大会に参加できるよう、学生幹事を中心に準備を進めてまいります。 大会に関わる全員で選手を守る大会運営に、ご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。 公益社団法人 日本学生陸上競技連合RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.04.01
青学大長距離ブロックがレッドブルとパートナー契約! 「翼をさずかりました」
2026.04.01
キヤノンAC九州にIH800m入賞の朝野流南、インカレ出場の池主茉弥ら5人が新加入
-
2026.04.01
-
2026.04.01
-
2026.04.01
-
2026.04.01
2026.03.31
中央発條の小野田勇次、大津顕杜、浅岡満憲、町田康誠が退部 ニューイヤー駅伝などで活躍
-
2026.03.31
-
2026.03.29
2026.03.16
GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩
-
2026.03.31
-
2026.03.07
Latest articles 最新の記事
2026.04.01
飯野摩耶が東農大女子長距離ブロックコーチに就任「恩返しできるように」15年アジア選手権代表
飯野摩耶が自身のSNSを更新し、母校である東農大の女子長距離ブロックコーチに就任したことを発表した。 飯野は1988年生まれの38歳。山梨県出身で中3時に1500mで全中優勝。韮崎高から第一生命に進み、2012年には24 […]
2026.04.01
青学大長距離ブロックがレッドブルとパートナー契約! 「翼をさずかりました」
青学大陸上部長距離ブロックは4月1日、レッドブルとパートナー契約を結んだと発表した。 レッドブルはスケートボードやスキージャンプなどをサポートしており、公開されたインタビュー内で原晋監督は「私たちとまったく異なるジャンル […]
2026.04.01
キヤノンAC九州にIH800m入賞の朝野流南、インカレ出場の池主茉弥ら5人が新加入
キヤノンAC九州は4月1日、同日付で青柳朋花(大阪芸大)、池主茉弥(拓大)、朝野流南(東大阪大敬愛高)、吉田葵唯(九国大付高・福岡)、瀧川ゆめ(大分東明高)の5選手が加入したと発表した。 青柳は千葉県出身。市船橋高から大 […]
2026.04.01
北村夢さんが駿河台大外部コーチに就任「新しい環境での挑戦にワクワク」800m学生記録保持
女子800m学生記録保持者の北村夢さんが自身のSNSを更新し、4月から駿河台大の外部コーチに就任することを明かした。 北村さんは東京出身。名門・東京高時代にはインターハイに出場し、日体大に進学してからさらに飛躍した。4年 […]
Latest Issue
最新号
2026年4月号 (3月13日発売)
別冊付録 記録年鑑 2025
東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン