◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目
学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、女子1部4×100mリレーは青学大が45秒22で2連覇を果たした。
青学大はこの日の女子100mでも杉本心結が11秒53(+3.8)、倉橋美穂が2位、佐藤葵唯が3位と表彰台を独占。その3人をメンバーに起用した4×100mリレーも強さを見せつけた。
1走・成田朱里は「スタートをしっかり切ることができて、しっかり2走に渡すことができました」と冷静な滑り出し。2走のルーキー・杉本は「まだ慣れていない部分もありましたが、冷静に走り切れました」と、100m女王の鋭い加速だった。
昨年の優勝を経験している最上級生の倉橋からアンカー・佐藤へのパスはやや遠かったが、「個人の100mよりも良い走りができました」と佐藤。2連覇のフィニッシュを悠々と駆け抜けた。
大黒柱だった石川優(現・北野建設)が卒業したが、力のある下級生も迎えて強さを維持。主将の倉橋は「元気な後輩たちがたくさんいるので、すごく明るいチームです」と胸を張る。
1年生ながら100mを制した杉本は高校で競技を引退することを考えていた。しかし、日本インカレと日本選手権リレーで青学大の姿を見て、「雰囲気が良くて、楽しんで陸上をやれる環境だと思いました」と競技継続を決意した。
今季は冬季練習で短い距離に重きを置いたため、春先から100mで好調。「100mも200mも頑張りたいです」と短い言葉に決意を込めた。
このほか、男子100mでは追い風参考ながら9秒台が2レースで誕生。男子1部では栁田大輝(東洋大)が9秒95(+4.5)、2部では守祐陽(大東大)が9秒97(+3.9)をマークした。女子1部400mはフロレス・アリエ(日体大)が52秒82の大会新記録で2連覇を果たした。
男子1部1500mは塩原匠が3分50秒56で優勝し、大野聖登が3分51秒09で2着に続いて順大勢がワン・ツー。男子1部4×100mリレーは中大が39秒03で6年ぶりに優勝した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.01
夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇
2025.09.01
【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位
-
2025.09.01
-
2025.09.01
-
2025.09.01
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
2025.08.25
日本選手権男子400mの結果が訂正 佐藤風雅がレーン侵害で失格から優勝へ 今泉が2位
-
2025.08.27
-
2025.08.31
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.01
夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇
第30回九重町長杯九州選抜高校駅伝が8月31日、大分県九重町の飯田高原千町無田周回コース(男子7区間42.195km)で行われ、小林(宮崎)が2時間8分30秒8年ぶりに優勝した。 小林は1区でトップと2秒差の2位発進。2 […]
2025.09.01
【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位
8月30日、岡山県ジュニア選手権が津山市の津山陸上競技場で行われ、U20規格で行われた男子110mハードル(高さ:0.991m)において、齋藤玲旺(倉敷一中3)が14秒07(-0.6)で優勝。中学歴代では5位の好タイムと […]
2025.09.01
円盤投・ペターションが引退表明 東京五輪銀メダリスト「人生の大部分を占めていた競技を去るのは不思議な気持ち」
男子円盤投の東京五輪銀メダリスト、S.ペターション(スウェーデン)が自身のSNSで引退を表明した。 ペターションは1994年生まれの31歳で、自己記録は22年にマークした70m42。東京五輪ではD.ストールとともにスウェ […]
2025.09.01
カナダのドグラスが2種目代表入り ドイツはミハンボ、ヴェバーら順当に選出 東京世界陸上代表を各国発表
9月13日に開幕する東京世界選手権の代表選手が各国から発表されている。 カナダは男子100m,200mにA.ドグラスが入った。2021年東京五輪の男子200m金メダリスト。今季はやや精彩を欠いているが、100mは昨年のパ […]
2025.09.01
Hondaが東京世界陸上のオフィシャルパートナーとして大会公式車両を提供
Hondaは9月1日、オフィシャルパートナーとして協賛している東京世界選手権で大会公式車両を提供することを発表した。 同社は世界選手権のオフィシャルパートナーを務め、「革新技術を搭載した多様なモビリティを通じて環境・安全 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99