◇立川シティハーフマラソン2025(3月9日/東京・立川市)
立川シティハーフマラソンが行われ、生徒・学生の部は近田陽路(中央学大3)が1時間2分11秒で優勝した。
昨年は2位だった近田が力を見せつけた。「全員で箱根駅伝予選会のイメージで走っていました。1秒、1mの戦いになってくるので、勝ちきることを意識しました」と、タイム以上に勝負を意識。中盤の昭和記念公園内でトップに躍り出るプランだった。
しかし、全体のペースが遅く感じたといい、仕掛けどころを探る中でラスト3km付近の下りでペースアップする。「案の定離れたので、そこからペースを上げつつ走りました」と、じわじわと後続を引き離した。
日本学生ハーフマラソン選手権が2003年から併催されてきたが、今年度からは2月の香川丸亀国際ハーフマラソン選手権との併催となった。「強い面々が出ていませんでした。(川崎勇二)監督からも指示されていましたし、1位を狙おうと思っていました」と話す。
エースだった吉田礼志(4年)から主将を受け継いだ近田。「自分が一番しっかりしていないといけません。特に生活面、練習に対する姿勢は自分の中で気をつけています」とし、「後輩に良い後ろ姿を見せられました。『自分も頑張ろう』と上がってくれれば一番良いです」と笑う。
新チームでは「全員が危機感を持っています。自主的な練習や、足りないところを練習するなど工夫をしてくれています」。ここまでは順調にきているという。
今年は箱根駅伝予選会3位通過と、本戦でのシード権獲得が目標だ。「悔いなく、最後は笑って終わりたいです。目標をしっかり達成できるように、ここから頑張っていきます」と言葉に力を込めた。
浅川侑大(帝京大2)が18秒差で2位に入り、冨田悠晟(日大3)が1時間2分47秒で3位となっている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.22
「体脂肪だけ独り歩きしてほしくない」100mH福部真子が警鐘 自身の経験から伝える月経と体重管理、体脂肪との向き合い方
「体脂肪のことだけが独り歩きしている感じがして…生理が止まっていると思われていそうで。中高生に悪影響を与えたくないんです。だからちゃんと伝えたいなって」 女子100mハードルの日本記録保持者で、パリ五輪セミファイナリスト […]
2025.05.22
【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.05.22
JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」
JR九州の花谷そらが5月22日、嗅神経芽細胞腫瘍(きゅうしんけいがさいぼうしゅ)のステージ4の疾患があることを自身のSNSで公表した。 花谷は山口・聖光高出身。インターハイや全国高校駅伝への出場はなく、中国地区大会300 […]
2025.05.22
8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考
日本陸連はこのほど、第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/中国・内モンゴル自治区)の日本代表選手選考要項を公表した。 日・韓・中ジュニア交流競技会は日本、韓国、中国の3ヵ国で例年8月下旬に、持ち回りで […]
2025.05.22
個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望
第57回全日本大学駅伝の関東学連推薦校選考会が5月24日に神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚で行われる。昨年度の本大会で8位までに入った國學院大、駒大、青学大、創価大、早大、城西大、立教大、帝京大がシード権を獲得。 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析