HOME 国内

2024.11.30

三浦龍司がパリ五輪以来のレース自己2番目の13分27秒43 日本新ならずも「動きの余裕度あった」
三浦龍司がパリ五輪以来のレース自己2番目の13分27秒43 日本新ならずも「動きの余裕度あった」

日体大長距離競技会NGC5000mでトップとなった三浦龍司

第318回日体大長距離競技会兼第13回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が11月30日に行われ、NCG男子5000mに三浦龍司(SUBARU)が出場した。

最初の1000mを先頭が2分44秒で通過。その後は「細かな上げ下げがあった」。ラストのペースアップは「瞬発力も落ちなかった」とさすがの切れ味でトップを飾った。13分27秒43は自己2番目だった。

広告の下にコンテンツが続きます

3000m障害日本記録保持者で、今夏のパリ五輪は2大会連続入賞となる8位。パリ以来のレースだった。

「本当は記録を目指していました」と三浦。サンショーで戦うためにも日本記録(13分08秒40)を見据えて調整してきた。実際、練習でも手応えがあったという。

久しぶりのレースに「ちょっと浮き足立つ感覚もありましたが、こんな感じかな、と。レース勘がなかった」。

もともとは八王子ロングディスタンスに合わせていたが未実施に。「ある程度は修正しながら臨めた」と問題なかったが、さすがに日本新を狙うペースを作れるランナーはおらず、「勝負に徹する走りになってしまいました」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

それでも、「満足いく結果ではなかったですが動きの余裕度もありました」と及第点を与え、「もう少し5000mに向けて(調整を)できれば、可能性が見える練習はできたと思います」と、日本記録も視界にとらえた。

トラックレースは今年最後。今季を振り返り、「今年一番のイベントだったパリで、まだまだ上には行きたかったですが、入賞できてしっかり戦うことができました。充実していたと思います」。

このあとは全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)のデビューが控え、「ここからロードの練習や距離を延ばしていきたい」と言う。

来年に向けて「東京世界選手権が本当に大きな目標。モチベーションも高まっています。せっかくの日本開催。悔いがないように、自分もみなさんも楽しませることができれば」と力強く語った。

同組にはパリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(九電工)も出場し、こちらもセカンドベストとなりや13分28秒43の3着。「負けたー!」と笑い三浦と握手。五輪入賞者対決に会場は盛り上がった。

第318回日体大長距離競技会兼第13回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が11月30日に行われ、NCG男子5000mに三浦龍司(SUBARU)が出場した。 最初の1000mを先頭が2分44秒で通過。その後は「細かな上げ下げがあった」。ラストのペースアップは「瞬発力も落ちなかった」とさすがの切れ味でトップを飾った。13分27秒43は自己2番目だった。 3000m障害日本記録保持者で、今夏のパリ五輪は2大会連続入賞となる8位。パリ以来のレースだった。 「本当は記録を目指していました」と三浦。サンショーで戦うためにも日本記録(13分08秒40)を見据えて調整してきた。実際、練習でも手応えがあったという。 久しぶりのレースに「ちょっと浮き足立つ感覚もありましたが、こんな感じかな、と。レース勘がなかった」。 もともとは八王子ロングディスタンスに合わせていたが未実施に。「ある程度は修正しながら臨めた」と問題なかったが、さすがに日本新を狙うペースを作れるランナーはおらず、「勝負に徹する走りになってしまいました」と振り返る。 それでも、「満足いく結果ではなかったですが動きの余裕度もありました」と及第点を与え、「もう少し5000mに向けて(調整を)できれば、可能性が見える練習はできたと思います」と、日本記録も視界にとらえた。 トラックレースは今年最後。今季を振り返り、「今年一番のイベントだったパリで、まだまだ上には行きたかったですが、入賞できてしっかり戦うことができました。充実していたと思います」。 このあとは全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)のデビューが控え、「ここからロードの練習や距離を延ばしていきたい」と言う。 来年に向けて「東京世界選手権が本当に大きな目標。モチベーションも高まっています。せっかくの日本開催。悔いがないように、自分もみなさんも楽しませることができれば」と力強く語った。 同組にはパリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(九電工)も出場し、こちらもセカンドベストとなりや13分28秒43の3着。「負けたー!」と笑い三浦と握手。五輪入賞者対決に会場は盛り上がった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の3日目が行われ、男子800mは菊池晴太(盛岡第四3岩手)が1分50秒03の大会新で […]

NEWS 200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東

2025.06.16

200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の3日目が行われ、女子200mでバログン・ハル(市川2千葉)が従 […]

NEWS 東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

2025.06.16

東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)最終日 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の最終日が行われ、前日までと同様、各種目でし烈な戦いが繰り広げられた。 広告の下にコンテンツが続き […]

NEWS 走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東

2025.06.16

走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、女子走幅跳で成澤柚日(共愛学園3群馬)が自己新の6m11(+1. […]

NEWS 円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州

2025.06.16

円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州

◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた南九州地区大会の3日目が行われ、女子円盤投は松元美春(出水3鹿児島)が39m42で2連覇を達成した。 広告の下 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top