HOME 国内、大学

2024.05.03

200m鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26で完勝!パリ五輪標準は「準備が整えばそのうち出る」/静岡国際
200m鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26で完勝!パリ五輪標準は「準備が整えばそのうち出る」/静岡国際

セカンドベストの20秒26で静岡国際200mに優勝を飾った鵜澤飛羽

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム)

日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、男子200mは鵜澤飛羽(筑波大)が向かい風0.4mのなかセカンドベストとなる20秒26をマークして優勝した。

昨年のアジア選手権を制し、ブダペスト世界選手権では準決勝に進んでいる鵜澤。前回大会は追い風参考ながら20秒10(+2.6)をマークしていた。

予選が20秒54(-0.1)だったため、決勝でパリ五輪参加標準記録(20秒16)は「たぶん、出ないだろうという感じ」。それでも「20秒3前半かなと思っていたのですが、周囲の雰囲気の良さもあってこのくらい(20秒26)だったのかな」と淡々と振り返る。

2位の飯塚翔太(ミズノ)をもってして、「顔を上げたらもう前に行っていた」。前半はそれほどフルパワーでなくてもグイグイと加速すると、コーナー抜けは圧巻の一言。「向かい風だからきつかった」と言いつつも、ラストまで他を圧倒した。

昨年は「ずっと気を張って戦っていた」が、今季はワールドランキングでも上位につけており、「落ち着いてシーズンに入れた」とし、メディアからの注目も「慣れてきました。何も考えず当たり前にできるようになってきた」と話す。

広告の下にコンテンツが続きます

参加標準記録については「準備が整えばそのうち出ます」と鵜澤。この後のセイコーゴールデングランプリや日本選手権で、“その時”が訪れそうだ。

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、男子200mは鵜澤飛羽(筑波大)が向かい風0.4mのなかセカンドベストとなる20秒26をマークして優勝した。 昨年のアジア選手権を制し、ブダペスト世界選手権では準決勝に進んでいる鵜澤。前回大会は追い風参考ながら20秒10(+2.6)をマークしていた。 予選が20秒54(-0.1)だったため、決勝でパリ五輪参加標準記録(20秒16)は「たぶん、出ないだろうという感じ」。それでも「20秒3前半かなと思っていたのですが、周囲の雰囲気の良さもあってこのくらい(20秒26)だったのかな」と淡々と振り返る。 2位の飯塚翔太(ミズノ)をもってして、「顔を上げたらもう前に行っていた」。前半はそれほどフルパワーでなくてもグイグイと加速すると、コーナー抜けは圧巻の一言。「向かい風だからきつかった」と言いつつも、ラストまで他を圧倒した。 昨年は「ずっと気を張って戦っていた」が、今季はワールドランキングでも上位につけており、「落ち着いてシーズンに入れた」とし、メディアからの注目も「慣れてきました。何も考えず当たり前にできるようになってきた」と話す。 参加標準記録については「準備が整えばそのうち出ます」と鵜澤。この後のセイコーゴールデングランプリや日本選手権で、“その時”が訪れそうだ。
       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.25

編集部コラム「伝え続けていくこと」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS スプリント3種目Vの関大北陽が13年ぶり男子総合制覇!女子総合はIH覇者・大塚 女子やり投・鈴木彩夏53m65/IH大阪府大会

2025.05.25

スプリント3種目Vの関大北陽が13年ぶり男子総合制覇!女子総合はIH覇者・大塚 女子やり投・鈴木彩夏53m65/IH大阪府大会

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 大阪府大会が行われ、関大北陽が13年ぶり2回目の男子総合優勝を飾った。 トラック、フィールドと3日間 […]

NEWS オレゴン世界陸上代表・小林成美が“ラストラン”名城大では4年連続駅伝2冠に貢献/東日本実業団

2025.05.25

オレゴン世界陸上代表・小林成美が“ラストラン”名城大では4年連続駅伝2冠に貢献/東日本実業団

第67回東日本実業団選手権の2日目が5月24日に埼玉県熊谷市で行われた。 女子5000m1組に22年ブダペスト世界選手権10000m代表・小林成美(三井住友海上)が現役ラストランとして出場。17分00秒93の17着でフィ […]

NEWS 渡辺愛が800m大会新V!宮崎亜美香が女子スプリント3冠 鈴木勝彦が5000m19年ぶり大会新/東日本実業団

2025.05.25

渡辺愛が800m大会新V!宮崎亜美香が女子スプリント3冠 鈴木勝彦が5000m19年ぶり大会新/東日本実業団

第67回東日本実業団選手権の2日目が5月24日に埼玉県熊谷市で行われた。 3組タイムレースで行われた女子800mは、3組を6年ぶり大会新の2分05秒23で制した渡辺愛(ユニクロ)が快勝。前日の1500mでも4分13秒74 […]

NEWS 大迫傑が米国・ロサンゼルスで今季トラック初戦!5000mで13分49秒61

2025.05.25

大迫傑が米国・ロサンゼルスで今季トラック初戦!5000mで13分49秒61

5月24日に米国・ロサンゼルスで行われた競技会の男子5000mに大迫傑が出場し、13分49秒61で組11着だった。 2月2日の丸亀国際ハーフマラソン(1時間1分28秒/44位)以来の公式戦で、これがトラック初戦。2組に分 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析