◇第27回日本学生ハーフマラソン選手権(3月10日/東京・立川市)
2年前に大会を制した先輩と同じような、鮮やかな独走劇だった。
第27回日本学生ハーフは國學院大の青木瑠郁(2年)が1時間2分06秒で優勝。前々回優勝した先輩・平林清澄(3年)に続いて学生日本一に輝いた。
5km通過は14分49秒、10kmは29分47秒とスローな展開に。勝負が動いたのは14km過ぎ。前田康弘監督の「ここから上げていこう」の声に、青木がすかさず反応した。1kmあたりのスプリットを2分50秒まで上げ、以降は独走。奇しくも、2年前に平林が優勝した時とまったく同じ展開だった。
「自分がやってやんなきゃと思って、この2ヵ月、ここに向けてやってきました。アップダウンのあるコースで勝ち切れたのは良かったと思います」と控えめに喜んだ青木。箱根駅伝では3区で区間4位と好走したものの、先頭争いを繰り広げた青学大の太田蒼生(3年)と駒大の佐藤圭汰(2年)には区間タイムで大差をつけられた。この時の悔しさをバネにしたという。
2月25日には平林が大阪マラソンで初マラソン日本最高、学生新記録の2時間6分18秒で優勝。5000mとハーフマラソンで國學院大記録を持つ山本步夢(3年)とともにチームを牽引している。青木自身、2人にはまだ及ばないことを認めつつ、「國學院大は平林さん、(山本)歩夢さんだけじゃないんだぞ、というところはしっかり見せられたと思います」と自信につなげたようだ。
昨年は5000mでU20日本選手権を制しているが、3年目を迎える新シーズンでもトラックに注力していく。「5000mで13分30秒台、10000mでは平林さんを超える27分50秒切りを目指していきます。関東インカレの10000mでも勝ちにこだわっていきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.05.09
-
2024.05.09
-
2024.05.09
-
2024.05.09
-
2024.05.03
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.05.10
インターハイ都府県大会 今日から関東各地で順次開催 トップレベルの選手が次々登場で好記録続出か!
福岡インターハイ(7月28日~8月1日/東平尾公園博多の森陸上競技場)を目指して、今日5月10日から来週末にかけて関東地区でインターハイ都県大会が順次行われる。 北関東(4県)では、栃木と群馬が10日から4日間の日程で開 […]
2024.05.09
棒高跳・北田琉偉が5m35の自己新で「めっちゃうれしい」久々タイトル/関東IC
◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)1日目 関東インカレの1日目が行われ、男子1部棒高跳は2年生の北田琉偉(日体大)が5m35の自己新で初優勝を飾った。 広告の下にコンテンツが続きます 日本陸連ダ […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!