HOME 海外

2023.12.06

女子3000m障害の元世界チャンピオン・ジェルトの処分解除に対してAIUが上訴
女子3000m障害の元世界チャンピオン・ジェルトの処分解除に対してAIUが上訴

22年オレゴン世界選手権女子3000m障害を制したジェルト

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は12月5日、女子3000m障害オレゴン世界選手権金メダルのノラ・ジェルト(カザフスタン)が違反を犯していないとする懲戒審判委員会(A panel of the Disciplinary Tribunal)の決定に対し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴したことを発表した。

ジェルトは今年4月にABP(生体パスポート)に関連する違反があったとして暫定資格停止処分を受けていたが、11月に懲戒審判委員会がこの件について立証できないと判断し、処分は解除されていた。

ジェルトは17年にケニアから国籍変更した28歳。21年はダイヤモンドリーグの年間優勝を果たし、22年には世界歴代3位(現4位)の8分53秒02の自己記録をマークしていた。

AIUは今年、女子100mハードルの世界記録(12秒12、22年)保持者、T.アムサン(ナイジェリア)についても、居場所情報関連義務違反をめぐって同様のプロセスを経てCASに上訴している。

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は12月5日、女子3000m障害オレゴン世界選手権金メダルのノラ・ジェルト(カザフスタン)が違反を犯していないとする懲戒審判委員会(A panel of the Disciplinary Tribunal)の決定に対し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴したことを発表した。 ジェルトは今年4月にABP(生体パスポート)に関連する違反があったとして暫定資格停止処分を受けていたが、11月に懲戒審判委員会がこの件について立証できないと判断し、処分は解除されていた。 ジェルトは17年にケニアから国籍変更した28歳。21年はダイヤモンドリーグの年間優勝を果たし、22年には世界歴代3位(現4位)の8分53秒02の自己記録をマークしていた。 AIUは今年、女子100mハードルの世界記録(12秒12、22年)保持者、T.アムサン(ナイジェリア)についても、居場所情報関連義務違反をめぐって同様のプロセスを経てCASに上訴している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.19

サニブラウンと橋岡優輝が小学校訪問しバトン寄贈 一緒に汗も流「人と人をつなぐもの」

男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)と男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)の2選手が5月19日、都内の小学校を訪問した。 今年9月に東京で世界選手権を控えるなか、公益財団法人東京2025世界陸上財団が「こどもに […]

NEWS 佐々木清翔が200m20秒60の東北学生新! 東北大が史上初の男子総合V/東北IC

2025.05.19

佐々木清翔が200m20秒60の東北学生新! 東北大が史上初の男子総合V/東北IC

◇第78回東北インカレ(5月16~18日/岩手・ウエスタンデジタルスタジアムきたかみ) 東北インカレが5月16日から18日まで行われ、男子200mで佐々木清翔(岩手大)が20秒60(+0.4)の東北学生新、今季学生最高タ […]

NEWS 【選手名鑑】西山 未奈美

2025.05.19

【選手名鑑】西山 未奈美

西山 未奈美 NISHIYAMA MANAMI 三井住友海上 1999年12月9日 大沢中(神奈川)→白鵬女高(神奈川)→松山大 3000mSC:9.39.28(22年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベスト […]

NEWS 女子1万mは細田あい32分22秒52でV 2位前田穂南 ローズ・ワングイ3冠 赤穂弘樹ハンマー投12連覇/中国実業団

2025.05.19

女子1万mは細田あい32分22秒52でV 2位前田穂南 ローズ・ワングイ3冠 赤穂弘樹ハンマー投12連覇/中国実業団

第64回中国実業団選手権は5月10日、17日、18日の3日間、広島県三次市のみよし運動公園陸上競技場で行われ、女子10000mは細田あい(エディオン)が32分22秒52で優勝した。2位にはマラソン日本記録保持者の前田穂南 […]

NEWS 男子総合は九州共立大が4年ぶり2度目の優勝 女子ハンマー投・村上来花は自己2番目66m18で3連覇/九州IC

2025.05.19

男子総合は九州共立大が4年ぶり2度目の優勝 女子ハンマー投・村上来花は自己2番目66m18で3連覇/九州IC

◇第95回九州インカレ(5月16~18日/福岡・博多の森陸上競技場) 九州インカレが5月16日から18日までの3日間行われ、男子総合は九州共立大が4年ぶり2度目の優勝を飾った。 九州共立大は男子ハンマー投でルーキーのアツ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top