HOME 国内、世界陸上、日本代表、海外
世界陸上の日程が変更 女子5000m予選は5日目午前11時から午後7時に 連日30度超える気温に対応/世界陸上
世界陸上の日程が変更 女子5000m予選は5日目午前11時から午後7時に 連日30度超える気温に対応/世界陸上

連日30度を超える暑さとなっているブダペスト

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)

世界陸連(WA)は22日、ブダペスト世界選手権の日程の変更を発表し、5日目(8月23日)午前11時10分からの女子5000m予選を、同日午後7時02分からスタートすることにした。

ブダペストでは連日高温が続いており、最高気温が30度を超えている。WAの計測では日中の暑さ指数(WBGT)は「激しい運動を中止すべき」と勧告される高さにまで到達。WAは「レースを容認できるレベルではないため」として、女子5000mの予選を気温が下がるアフタヌーンセッションに変更することを決めた。

女子5000mには日本から田中希実(New Balance)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、山本有真(積水化学)の3人がエントリーしている。

これに伴い、5日目の12時過ぎに行われる予定だった女子200m予選と男子200m予選のスタート時間がそれぞれ午前11時20分と午後12時15分へと繰り上げられている。

WAでは近年温暖化が進む環境変化についても危機感を抱いており、セバスチャン・コー会長は大会前の会見で今後の競技会での実施時間の見直しをすることも検討。25年に開かれる東京世界選手権(9月13日~21日)のタイムテーブルも選手の負担とならないようにすることを考えていくという。

広告の下にコンテンツが続きます

また、21日にはサモアやキリバスなど太平洋に浮かぶ島国の代表が会見。「気候変動による海面上昇により、陸上競技場など競技を続ける練習環境が失われつつある」と訴え、WAもこれに応えるかたちで競技会における脱炭素化など環境に負担を掛けない政策に取り組むことを発表している。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト) 世界陸連(WA)は22日、ブダペスト世界選手権の日程の変更を発表し、5日目(8月23日)午前11時10分からの女子5000m予選を、同日午後7時02分からスタートすることにした。 ブダペストでは連日高温が続いており、最高気温が30度を超えている。WAの計測では日中の暑さ指数(WBGT)は「激しい運動を中止すべき」と勧告される高さにまで到達。WAは「レースを容認できるレベルではないため」として、女子5000mの予選を気温が下がるアフタヌーンセッションに変更することを決めた。 女子5000mには日本から田中希実(New Balance)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、山本有真(積水化学)の3人がエントリーしている。 これに伴い、5日目の12時過ぎに行われる予定だった女子200m予選と男子200m予選のスタート時間がそれぞれ午前11時20分と午後12時15分へと繰り上げられている。 WAでは近年温暖化が進む環境変化についても危機感を抱いており、セバスチャン・コー会長は大会前の会見で今後の競技会での実施時間の見直しをすることも検討。25年に開かれる東京世界選手権(9月13日~21日)のタイムテーブルも選手の負担とならないようにすることを考えていくという。 また、21日にはサモアやキリバスなど太平洋に浮かぶ島国の代表が会見。「気候変動による海面上昇により、陸上競技場など競技を続ける練習環境が失われつつある」と訴え、WAもこれに応えるかたちで競技会における脱炭素化など環境に負担を掛けない政策に取り組むことを発表している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.15

1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

関東学生網走夏季記録挑戦競技会(7月20日/北海道・網走市営陸上競技場)のスタートリストが7月15日、同連盟の公式サイトで発表された。 5組で行われる男子10000mは、最終5組に各大学の主力選手が名を連ねた。國學院大か […]

NEWS 【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

2025.07.15

【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

7月5日に埼玉県越谷市で開催されたアスリートリンゲージフェスティバルの男子棒高跳で中学3年生の大森蒼以(KPVC・埼玉)が中学歴代2位の5m00をマークした。 大森は2011年3月生まれの14歳。5月には4m90を跳んで […]

NEWS DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

2025.07.14

DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]

NEWS 男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.14

男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]

NEWS 東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏

2025.07.14

東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏

9月に開催される東京世界選手権のアンバサダーに、女子100mハードルの元選手サリー・ピアソン氏(豪州)と男子三段跳の元選手クリスチャン・テイラー氏(米国)が就任することが世界陸連(WA)より発表された。 38歳のピアソン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top