日本学生連合は25日、7月28日から8月8日(陸上競技は8月1日から6日)まで行われる、FISUワールドユニバーシティゲームズ(2021/成都)の代表内定選手41名を発表した。JOCへの認定手続きが済み次第、正式決定となる。
4月21日から23日に選考会となる日本学生個人選手権が行われ、日本学生連合が定めた派遣標準記録を突破して上位に入った選手を中心に内定。男子では100mで10秒19の自己新記録で優勝した井上直紀(早大)が初の日本代表に選出され、2位の中村彰太(東洋大)も順当に内定した。
長距離では5000mに安原太陽(駒大)と石原翔太郎(東海大)、10000mは山本唯翔(城西大)といずれも学生駅伝で区間賞獲得経験のある実力者が選出。棒高跳は柄澤智哉(日体大)と古澤一生(筑波大)と前橋育英高OBコンビがそろって代表入りを果たし、4月に男子やり投で学生3人目となる80m台をマークした巖優作(筑波大)も世界へと羽ばたく。
女子は昨年のU20世界選手権ハンマー投銅メダリストで65m33の学生記録を持つ村上来花(九州共立大)が内定。円盤投の齋藤真希(東海大院)は2大会連続代表を射止めた。100mでは派遣標準記録と同タイムの11秒55で優勝した石川優(青学大)が東京五輪に続く日の丸代表に。また、短距離の三浦由奈(筑波大)、三浦愛華(園田学園女大)、井戸アビゲイル風果(甲南大)はリレーメンバー要員として代表入り。派遣標準記録を突破していないが、大会のエントリー資格記録を突破しているため、個人種目での出場も可能となる。
ロード種目は3月に行われた選考会で上位に入った選手が順当に選出。ハーフマラソンは男子が篠原倖太郎(駒大)、吉田礼志(中央学大)、松永伶(法大)、女子が北川星瑠(大阪芸大)、永長里緒(大阪学大)、原田紗希(名城大)の3名ずつ。20km競歩は男子が萬壽春輝(順大)、吉川絢斗(東学大)、女子は柳井綾音(立命大)が選ばれている。
ワールドユニバーシティゲームズは前回(2019年ナポリ大会)まではユニバーシアードの名称で実施。成都大会は21年に開催予定だったが、コロナ禍のため2年遅れで開催される。
ユニバ日本代表選手41名をチェック!
●男子(24名) 100m 井上直紀(早大) 中村彰太(東洋大) 200m 西裕大(早大) 稲毛碧(早大) ※6月14日変更 鵜澤飛羽(筑波大) → 出場辞退 400m 地主直央(法大) 今泉堅貴(筑波大) 1500m 高村比呂飛(日体大) 5000m 安原太陽(駒大) 石原翔太郎(東海大) 10000m 山本唯翔(城西大) ハーフマラソン 篠原倖太郎(駒大) 吉田礼志(中央学大) 松永伶(法大) 110mH 豊田兼(慶大) 宮﨑匠(中大) 3000m障害 菖蒲敦司(早大) 20km競歩 萬壽春輝(順大) 吉川絢斗(東学大) 立岩和大(順大院) 棒高跳 柄澤智哉(日体大) 古澤一生(筑波大) 走幅跳 鳥海勇斗(日大) やり投 巖優作(筑波大) 鈴木凜(九州共立大) ●女子(17名) 100m 石川優(青学大) 短距離 三浦由奈(筑波大) 三浦愛華(園田学園女大) 井戸アビゲイル風果(甲南大) 1500m 樫原沙紀(筑波大) 10000m 山﨑りさ(日体大) 村松灯(立命大) ハーフマラソン 北川星瑠(大阪芸大) 永長里緒(大阪学大) 原田紗希(名城大) 100mH 伊藤彩香(福岡大) 400mH 山本亜美(立命大) 20km競歩 柳井綾音(立命大) 三段跳 船田茜理(武庫川女大院) 円盤投 齋藤真希(東海大院) ハンマー投 村上来花(九州共立大) 七種競技 田中友梨(至学館大)RECOMMENDED おすすめの記事
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