2023.04.21
20日、米国バージニア州シャーロッツビルでバージニチャレンジの1日目が行われ、女子ハンマー投でブルック・アンダーセン(米国)が世界歴代3位の79m80をマークした。
アンダーセンは昨年のオレゴン世界選手権チャンピオンの27歳。19年までは世界大会で予選落ちが続き、米国内でも学生選手権で2位2回、全米選手権は2位が1回、3位が2回と優勝には縁が無かった。
それでも21年の東京五輪で10位と入賞まであと1歩の所まで迫ると、22年は飛躍の年となり、4月に世界歴代4位となる79m02をマーク。6月の全米選手権で初優勝を飾り、その勢いで世界選手権も制した。
アンダーセンはこの日、2投目に78m90、4投目に78m39と自己記録に迫る記録を連発。5投目に79m80を投げたあと、6投目にも79m72とハイアベレージの記録を残している。
女子ハンマー投の世界記録はアニタ・ヴォダルチク(ポーランド)が16年に樹立した82m98。歴代2位はディアナ・プライス(米国)の80m31と続く。女子史上3人目の80mスロワーへの期待も高まっている。
【動画】アンダーセンが世界歴代3位をマークした投てき
女子ハンマー投世界歴代10傑
82.98 A.ヴォダルチク(ポーランド) 2016. 8.28 80.31 D.プライス(米国) 2021. 6.26 79.80 B.アンダーセン(米国) 2022. 4.20 79.42 B.ハイドラー(ドイツ) 2011. 5.21 78.51 T.リセンコ(ロシア) 2012. 7. 5 78.00 J.カッサナヴォイド(米国) 2022. 5.21 77.78 G.ベリー(米国) 2018. 6. 8 77.68 王 崢(中国) 2014. 3.29 77.67 C.ロジャース(カナダ) 2022. 6. 9 77.33 張 文 秀(中国) 2014. 9.28RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
2025.12.08
3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]
2025.12.08
全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定
12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]
2025.12.08
3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表
米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]
2025.12.08
400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表
米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025