2023.04.20
2022年度 ミズノ スポーツメントール賞の授賞式が4月20日に都内で開かれ、陸上界では日本陸連推薦の競歩コーチ・内田隆幸氏(愛知製鋼アドバイザーコーチ、77歳)が同賞のシルバーを受賞。賞状、トロフィーと副賞の100万円が贈呈された。
内田氏は約40年も競歩の指導に尽力し、ジュニア期からシニア期まで中長期的に世界で活躍する選手を輩出。2022年7月に開催されたオレゴン世界選手権の男子20km競歩で、全種目を通じて日本勢初となる世界選手権2連覇を達成した山西利和(愛知製鋼)を指導しているほか、鈴木雄介(20km競歩世界記録保持者、2019年ドーハ世界選手権50km競歩金メダル/富士通)、荒井広宙(2016年リオ五輪50km競歩銅メダル/富士通、22年度引退)も教えを受けたウォーカーだ。
「このような賞をいただけたのは鈴木、荒井、山西ら選手たちの活躍のお陰で、指導者冥利に尽きます。マイナー種目だった競歩をいろいろな方が応援してくださり、多くのメディアが取り上げてくれるようになったことにも感謝しています」と内田氏はコメント。山西には今夏のブダペスト世界選手権で3連覇の偉業、そして翌年のパリ五輪では日本競歩界の悲願である金メダル獲得の期待が懸かり、内田氏も全力でサポートしていく覚悟だ。
「ミズノ スポーツメントール賞」は(公財)ミズノスポーツ振興財団の主催、(公財)日本スポーツ協会と(公財)日本オリンピック委員会の共催により1990年度に制定され、今回が33回目の表彰。競技スポーツおよび地域スポーツにおいて選手の強化・育成ならびに地域スポーツの普及・振興に貢献した指導者を顕彰している。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル
東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025