2023.04.13
日本陸連は13日、セイコーゴールデングランプリ2023横浜(5月21日/神奈川・日産スタジアム)で行われる男子100m、男子400mの出場選手10人を発表した。
注目の男子100mには昨年の世界選手権金メダリストのフレッド・カーリー(米国)が参戦を表明。さらに、オレゴン世界選手権で400mを制し、今シーズンから100mへの本格的挑戦を宣言しているマイケル・ノーマン(米国)がエントリーし、2人の“世界王者”が日本で激突することになった。
今年28歳のカーリーは21年東京五輪で銀メダルを獲得。昨年6月には9秒76の自己ベストをマークし、地元のエースとして臨んだ世界選手権では、マービン・ブレイシー、トレイボン・ブロメル(ともに米国)らを抑えて世界一に駆け上がった。
一方のノーマンは日本人の母を持ち、ジュニア時代から200mや400mを中心に活躍。400mでは世界歴代4位タイの43秒45がベストだが、100mでも9秒86のタイムを出しており、非凡な才能を見せている。以前より「400mで目標を達成したら、100mに転向するという考えは常に持っていた」と話しており、昨年の世界選手権で金メダルを獲得したことから、満を持して23年シーズンから100mへ参戦することになった。
日本からは坂井隆一郎(大阪ガス)がエントリー。昨年の日本選手権で2位となり、布勢スプリントでは10秒02の日本歴代7位の好記録をマークした。その勢いで、夏の世界選手権では準決勝に進出。世界の強豪を相手に9秒台を目指して挑む。
男子400mには東京五輪4位で、21年のダイヤモンドリーグ年間王者のマイケル・チェリー(米国)や44秒23のベストを持つカーマリ・モンゴメリ(米国)が来日参戦。日本勢では昨年の世界選手権4×400mリレー4位メンバーの佐藤風雅(ミズノ)、川端魁人(中京大クラブ)がエントリーした。
大会は、男女合わせて15種目(男子9種目、女子6種目)を実施。世界陸連(WA)コンチネンタルツアーゴールドとして開催される。WAのワールドランキングの大会カテゴリー(格付け)としては、日本選手権のBカテゴリーより上位のAカテゴリー。順位に応じて与えられるポイントが高くなる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
2025.12.08
3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]
2025.12.08
全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定
12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]
2025.12.08
3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表
米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]
2025.12.08
400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表
米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025