HOME 国内

2023.02.17

日本記録保持者・鈴木健吾が東京マラソン欠場を発表 右脚股関節痛のため「MGCでは万全で臨めるよう」
日本記録保持者・鈴木健吾が東京マラソン欠場を発表 右脚股関節痛のため「MGCでは万全で臨めるよう」

鈴木健吾(富士通)

富士通は自社のHPを通して、鈴木健吾が3月5日の東京マラソンを欠場すると発表した。

男子マラソンの日本記録(2時間4分56秒)保持者で、昨年のオレゴン世界選手権代表の鈴木。そのオレゴン世界選手権を欠場したこともあり、前回の東京以来のフルマラソンとなる予定だった。

広告の下にコンテンツが続きます

マラソンに向けて「順調に練習に取り組み、先月以降は合宿での走り込みを行ってきた」が、「今月に入り、右脚股関節に軽い痛みがでてきたため」大事をとったと欠場理由を明かしている。

鈴木は所属先を通じ「重大な故障につながるリスクを避けるため」「期待していただいた皆様には大変申し訳ありません」とコメント。すでに10月15日に行われるパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャピオンシップ(MGC)の出場権を獲得済み。「MGCでは万全の体調で臨めるよう、引き続き練習を重ねていきたい」としている。MGCでは上位2人がパリ五輪代表に内定する。

鈴木は21年のびわ湖毎日マラソンで日本人初の2時間5分切りとなる2時間4分56秒の日本新。前回の東京マラソンでもパフォーマンス日本歴代2位の2時間5分28秒で日本人トップの4位でフィニッシュしている。

東京マラソンは3月5日、9時5分に東京都庁前をスタートする。

広告の下にコンテンツが続きます

次ページ 鈴木健吾のコメント全文をチェック

富士通は自社のHPを通して、鈴木健吾が3月5日の東京マラソンを欠場すると発表した。 男子マラソンの日本記録(2時間4分56秒)保持者で、昨年のオレゴン世界選手権代表の鈴木。そのオレゴン世界選手権を欠場したこともあり、前回の東京以来のフルマラソンとなる予定だった。 マラソンに向けて「順調に練習に取り組み、先月以降は合宿での走り込みを行ってきた」が、「今月に入り、右脚股関節に軽い痛みがでてきたため」大事をとったと欠場理由を明かしている。 鈴木は所属先を通じ「重大な故障につながるリスクを避けるため」「期待していただいた皆様には大変申し訳ありません」とコメント。すでに10月15日に行われるパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャピオンシップ(MGC)の出場権を獲得済み。「MGCでは万全の体調で臨めるよう、引き続き練習を重ねていきたい」としている。MGCでは上位2人がパリ五輪代表に内定する。 鈴木は21年のびわ湖毎日マラソンで日本人初の2時間5分切りとなる2時間4分56秒の日本新。前回の東京マラソンでもパフォーマンス日本歴代2位の2時間5分28秒で日本人トップの4位でフィニッシュしている。 東京マラソンは3月5日、9時5分に東京都庁前をスタートする。 次ページ 鈴木健吾のコメント全文をチェック

鈴木健吾のコメント全文をチェック

前回大会以来、1年ぶりのマラソンとなる東京マラソン2023に向けて準備を進めてきました。軽い練習を行うには問題ありませんが、今後、10月に行われるパリ2024オリンピックの代表選考レースであるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に向け、重大な故障につながるリスクを避けるため、欠場することといたしました。期待していただいていた皆様には大変申し訳ありません。MGCでは万全の体調で臨めるよう、引き続き練習を重ねていきたいと思います。今後もご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]

NEWS セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

2025.12.24

セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]

NEWS 神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

2025.12.24

神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

神奈川大学陸上競技部駅伝チームは12月24日、2026年度入部予定者を15名を発表した。 12月21日に行われた全国高校駅伝上位校の主力クラスの名が並び、優勝の学法石川(福島)からは4区区間3位と好走した佐藤柊斗が決まっ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top