HOME 国内

2023.02.17

日本選手権10000mの舞台は今年も国立に決定!12月にパリ五輪代表入りを懸けた重要な一戦
日本選手権10000mの舞台は今年も国立に決定!12月にパリ五輪代表入りを懸けた重要な一戦

22年日本選手権10000m男子のレース

日本陸連は2月17日、第107回日本選手権10000m(12月10日)を東京・国立競技場で実施することを発表した。5月開催だった昨年に続き国立を舞台に長距離日本一決定戦が行われる。

参加資格記録は男子が28分16秒00、女子は32分30秒00、または5000m15分40秒00で、両種目とも出場人数目安のターゲットナンバーは30人と設定された。また、22年の優勝者と、2月26日開催の日本選手権クロカン(男子10㎞、女子8㎞)優勝者も出場資格を得る(ただし日本選手権クロカン女子優勝者は5000mか10000mのどちらか1種目を選択)。

広告の下にコンテンツが続きます

第107回日本選手権はメインは6月1日~4日に大阪市のヤンマースタジアム長居で、混成競技は翌週の6月10日~11日に秋田市の秋田県営競技場で行われる。10000mは2024年のパリ五輪を見据え、より長距離種目に合ったコンディションを目指し、12月での別開催となっていた。

昨年は男子が相澤晃(旭化成)、女子は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が優勝している。

また、2021年東京五輪に向けても前年12月に実施(当時は5000m、3000m障害も含む)。男子では相澤が27分18秒75の日本新、伊藤達彦(Honda)も従来の日本記録を上回る27分25秒73をマークしていずれも五輪参加標準記録(27分28秒00)を突破したのを合わせ、日本歴代10傑の半分が塗り替えられる歴史的レースとなった。女子でも新谷仁美(積水化学)が3000m過ぎから独走し、30分20秒44という驚異的な日本新記録を樹立している。

2024年パリ五輪の参加標準記録は男子が27分00秒00、女子は30分40秒00。男子は日本記録をはるかに上回る水準だが、ワールドランキングのポイント獲得のうえでも重要な一戦となる。

広告の下にコンテンツが続きます

次ページ 第107回日本選手権10000m参加資格記録とターゲットナンバー

日本陸連は2月17日、第107回日本選手権10000m(12月10日)を東京・国立競技場で実施することを発表した。5月開催だった昨年に続き国立を舞台に長距離日本一決定戦が行われる。 参加資格記録は男子が28分16秒00、女子は32分30秒00、または5000m15分40秒00で、両種目とも出場人数目安のターゲットナンバーは30人と設定された。また、22年の優勝者と、2月26日開催の日本選手権クロカン(男子10㎞、女子8㎞)優勝者も出場資格を得る(ただし日本選手権クロカン女子優勝者は5000mか10000mのどちらか1種目を選択)。 第107回日本選手権はメインは6月1日~4日に大阪市のヤンマースタジアム長居で、混成競技は翌週の6月10日~11日に秋田市の秋田県営競技場で行われる。10000mは2024年のパリ五輪を見据え、より長距離種目に合ったコンディションを目指し、12月での別開催となっていた。 昨年は男子が相澤晃(旭化成)、女子は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が優勝している。 また、2021年東京五輪に向けても前年12月に実施(当時は5000m、3000m障害も含む)。男子では相澤が27分18秒75の日本新、伊藤達彦(Honda)も従来の日本記録を上回る27分25秒73をマークしていずれも五輪参加標準記録(27分28秒00)を突破したのを合わせ、日本歴代10傑の半分が塗り替えられる歴史的レースとなった。女子でも新谷仁美(積水化学)が3000m過ぎから独走し、30分20秒44という驚異的な日本新記録を樹立している。 2024年パリ五輪の参加標準記録は男子が27分00秒00、女子は30分40秒00。男子は日本記録をはるかに上回る水準だが、ワールドランキングのポイント獲得のうえでも重要な一戦となる。 次ページ 第107回日本選手権10000m参加資格記録とターゲットナンバー
■参加資格記録とターゲットナンバー 男子10000m 28分16秒00 30人 女子10000m 32分30秒00(または5000m15分40秒00) 30人

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

NEWS 大晦日の赤坂で東京世界陸上の熱狂再び!TBSオールスター体育祭に国内外メダリスト、入賞者ら17名が大集結 OB・OG含め多数参戦

2025.12.23

大晦日の赤坂で東京世界陸上の熱狂再び!TBSオールスター体育祭に国内外メダリスト、入賞者ら17名が大集結 OB・OG含め多数参戦

TBSは12月31日に放送予定の「大晦日オールスター体育祭」の番組詳細を発表した。東京世界選手権出場者や、現役選手、元日本代表など陸上から多数登場する。 東京世界選手権出場者は17名が参戦。日本代表では男子35km競歩銅 […]

NEWS 佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

12月23日、滋賀県守山市のSGホールディングスグループ陸上競技場で令和7年度SGH文スポ チャレンジ競技会が開催された。 同大会は主に前日の全国高校駅伝(男子)に出場した学校のうち、出走できなかった選手たちを中心に参加 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 20年連続で箱根駅伝のシード権を守り続けてい […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 10月の箱根駅伝予選会で東農大は6位を占め、2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top