HOME 高校

2022.10.31

佐久長聖が1区吉岡大翔から3連続区間新で25連覇 女子は長野東1時間9分14秒でV16/長野県高校駅伝
佐久長聖が1区吉岡大翔から3連続区間新で25連覇 女子は長野東1時間9分14秒でV16/長野県高校駅伝


長野県高校駅伝は10月30日、大町市運動公園陸上競技場発着のコースで行われ、男子(7区間42.195km)は佐久長聖が2時間4分10秒で25連覇を果たし、女子(5区間21.0975km)は長野東が1時間9分14秒で16連覇を達成。男女ともに優勝校が区間賞を独占するとともに、いずれも大会歴代2位となる好パフォーマンスを演じた。

佐久長聖は1区(10km)を務めたエースの吉岡大翔(3年)が序盤から果敢に攻めた。U20世界選手権5000m7位入賞の走力を発揮し、前半は下り基調、後半は上り基調の難コースで28分43秒をマーク。先輩の中谷雄飛(現・SGホールディングス)が持つ区間記録を5年ぶりに20秒更新した。

さらに、2区(3km)の松尾悠登(3年)が8分18秒、3区(8.1075km)の永原颯磨(2年)が23分40秒と立て続けに区間新。4区以降も独走し、今回も盤石のレースで完勝した。

吉岡は「中盤以降の上りがかなりきつかったんですが、何とか耐え抜いて28分台を出せたことは良かったです」と個人の走りを振り返る一方、チームの主将として、「今回は3区までが好タイムでしたが、都大路では7人全員がベストパフォーマンスを発揮できるようにしっかりと取り組んでいきたいです」と力を込めた。

長野東は、インターハイ1500m8位の名和夏乃子(2年)が1区(6km)を務め、エースの村岡美玖(3年)が5区(5km)に回るオーダー。その名和が区間記録に15秒と迫る19分37秒で快走すると、3区(3km)の窪田舞(1年)が9分32秒、アンカーの村岡が16分21秒といずれも区間新をマークした。

昨年の全国大会1区で3位と好走した村岡は今季不調が続いていたが、「新鮮な気持ちでタイムやペースを意識せず、リラックスして楽しく走ることができました」と復活をアピール。3度目の都大路へ「今年も1区を走りたいです。確実に相手と差をつけ、チームを勢いづけたいです」と再び闘志をみなぎらせている。

全国大会は12月25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。

文/永田真樹

長野県高校駅伝は10月30日、大町市運動公園陸上競技場発着のコースで行われ、男子(7区間42.195km)は佐久長聖が2時間4分10秒で25連覇を果たし、女子(5区間21.0975km)は長野東が1時間9分14秒で16連覇を達成。男女ともに優勝校が区間賞を独占するとともに、いずれも大会歴代2位となる好パフォーマンスを演じた。 佐久長聖は1区(10km)を務めたエースの吉岡大翔(3年)が序盤から果敢に攻めた。U20世界選手権5000m7位入賞の走力を発揮し、前半は下り基調、後半は上り基調の難コースで28分43秒をマーク。先輩の中谷雄飛(現・SGホールディングス)が持つ区間記録を5年ぶりに20秒更新した。 さらに、2区(3km)の松尾悠登(3年)が8分18秒、3区(8.1075km)の永原颯磨(2年)が23分40秒と立て続けに区間新。4区以降も独走し、今回も盤石のレースで完勝した。 吉岡は「中盤以降の上りがかなりきつかったんですが、何とか耐え抜いて28分台を出せたことは良かったです」と個人の走りを振り返る一方、チームの主将として、「今回は3区までが好タイムでしたが、都大路では7人全員がベストパフォーマンスを発揮できるようにしっかりと取り組んでいきたいです」と力を込めた。 長野東は、インターハイ1500m8位の名和夏乃子(2年)が1区(6km)を務め、エースの村岡美玖(3年)が5区(5km)に回るオーダー。その名和が区間記録に15秒と迫る19分37秒で快走すると、3区(3km)の窪田舞(1年)が9分32秒、アンカーの村岡が16分21秒といずれも区間新をマークした。 昨年の全国大会1区で3位と好走した村岡は今季不調が続いていたが、「新鮮な気持ちでタイムやペースを意識せず、リラックスして楽しく走ることができました」と復活をアピール。3度目の都大路へ「今年も1区を走りたいです。確実に相手と差をつけ、チームを勢いづけたいです」と再び闘志をみなぎらせている。 全国大会は12月25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。 文/永田真樹

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]

NEWS 女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

2024.07.27

女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 女子走幅跳に出場する秦澄美鈴(住友電工)は「緊張しています」と言いながらも「シーズン初めに比べて調子が上がってい […]

NEWS 混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top