HOME 国内

2022.09.27

走高跳の戸邉直人が日本陸連アスリート委員長就任「アスリートの声を集約し、より良い陸上競技の実現に向けて努力」
走高跳の戸邉直人が日本陸連アスリート委員長就任「アスリートの声を集約し、より良い陸上競技の実現に向けて努力」


日本陸連は9月26日、同連盟のアスリート委員会委員長に男子走高跳の日本記録保持者・戸邉直人(JAL)が就任したと発表した。

30歳の戸邉は全中、インターハイと優勝し、2010年世界ジュニア選手権(現・U20世界選手権)では銅メダルと、ジュニア期から注目を集めたジャンパー。筑波大卒業後は海外転戦などでキャリアを積み、19年2月に13年ぶりの日本新記録となる2m35をマークした。日本選手権はこれまで4回優勝している。

昨年の東京五輪では、日本勢49年ぶりの五輪決勝に進出。世界選手権は2度(15年北京、19年ドーハ)出場している。また、19年は国際陸連(現・世界陸連)の世界室内ツアーで総合優勝に輝いた。

アスリート委員会委員長は、選手たち現場の声を集めて競技団体に伝え、競技力の向上はもちろん、競技環境の改善などにつなげていく立場。これまでは、2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダルメンバーの髙平慎士氏(富士通コーチ)が務めていた。

昨年11月からは日本オリンピック委員会(JOC)のアスリート委員を務めている戸邉。陸上選手のリーダー的な存在として、競技の発展に尽力していく。

戸邉新委員長のメッセージ
「昨年、東京2020オリンピック・パラリンピックが終わり、スポーツ界は1つの大きな節目を迎えました。また、陸上競技では2025年に東京で世界選手権の開催が決定しており、これも大きな転機になると思います。そのような中で、これからの新しい時代では、アスリートが積極的に競技団体と力を合わせて競技の価値を高めていくことが必要だと考えています。他のアスリート委員会の方々と協力して、アスリートの声を集約し、より良い陸上競技の実現に向けて努力してまいります。どうぞよろしくお願い致します」

日本陸連は9月26日、同連盟のアスリート委員会委員長に男子走高跳の日本記録保持者・戸邉直人(JAL)が就任したと発表した。 30歳の戸邉は全中、インターハイと優勝し、2010年世界ジュニア選手権(現・U20世界選手権)では銅メダルと、ジュニア期から注目を集めたジャンパー。筑波大卒業後は海外転戦などでキャリアを積み、19年2月に13年ぶりの日本新記録となる2m35をマークした。日本選手権はこれまで4回優勝している。 昨年の東京五輪では、日本勢49年ぶりの五輪決勝に進出。世界選手権は2度(15年北京、19年ドーハ)出場している。また、19年は国際陸連(現・世界陸連)の世界室内ツアーで総合優勝に輝いた。 アスリート委員会委員長は、選手たち現場の声を集めて競技団体に伝え、競技力の向上はもちろん、競技環境の改善などにつなげていく立場。これまでは、2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダルメンバーの髙平慎士氏(富士通コーチ)が務めていた。 昨年11月からは日本オリンピック委員会(JOC)のアスリート委員を務めている戸邉。陸上選手のリーダー的な存在として、競技の発展に尽力していく。 戸邉新委員長のメッセージ 「昨年、東京2020オリンピック・パラリンピックが終わり、スポーツ界は1つの大きな節目を迎えました。また、陸上競技では2025年に東京で世界選手権の開催が決定しており、これも大きな転機になると思います。そのような中で、これからの新しい時代では、アスリートが積極的に競技団体と力を合わせて競技の価値を高めていくことが必要だと考えています。他のアスリート委員会の方々と協力して、アスリートの声を集約し、より良い陸上競技の実現に向けて努力してまいります。どうぞよろしくお願い致します」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.09.18

パリ五輪代表の坂井隆一郎、三浦龍司、川野将虎、後藤夢、森本麻里子ら欠場/全日本実業団

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は、第72回全日本実業団対抗選手権の欠場者リストを更新した。 パリ五輪代表では、男子100mの坂井隆一郎(大阪ガス)、400mの川端魁人(中京大クラブ)、3000m障害の三浦龍司(SUB […]

NEWS 大人気シューズの全貌に迫る‼  世界で活躍するアスリートたちと開発した On史上最高のレーシングシューズ 「Cloudboom Strike」
PR

2024.09.18

大人気シューズの全貌に迫る‼  世界で活躍するアスリートたちと開発した On史上最高のレーシングシューズ 「Cloudboom Strike」

2010年の設立以来、数々の独創的なシューズを世に出してきたスイスのスポーツブランド「On(オン)」。業界ナンバーワンの成長率で近年著しく市場シェアを拡大し、その勢いはとどまるところを知らない。そんなOnが2年の歳月をか […]

NEWS 全日本能美競歩で35km競歩日本選手権を開催 従来開催地の輪島市が復興するまでの代替地に

2024.09.18

全日本能美競歩で35km競歩日本選手権を開催 従来開催地の輪島市が復興するまでの代替地に

日本陸連は9月18日に第94回理事会を開き、第109回大会以降の日本選手権35km競歩の開催地を石川県能美市で開催することを決めた。 例年、35km競歩の日本選手権は4月に石川県・輪島市で開かれていた。ただ、今年1月1日 […]

NEWS 東京世界陸上のメダル選定委員に梅野倖子、北田琉偉、齋藤真希、三輪颯太が選出「選手が手にしたいメダル」を製作中

2024.09.18

東京世界陸上のメダル選定委員に梅野倖子、北田琉偉、齋藤真希、三輪颯太が選出「選手が手にしたいメダル」を製作中

東京2025世界陸上財団は9月18日、大会の上位3選手に授与されるメダルのデザインを決定する選定委員会のメンバーを発表した。 同委員会は千葉工業大学創造工学部デザイン科学科教授の松崎元氏を委員長に、6名の委員で構成。法政 […]

NEWS いざ全国中学校駅伝へ! 都道府県予選が青森からスタート!11月中旬に代表校出そろう

2024.09.18

いざ全国中学校駅伝へ! 都道府県予選が青森からスタート!11月中旬に代表校出そろう

12月15日に行われる第32回全国中学校駅伝(滋賀県・希望が丘)の出場権を懸けた都道府県予選が9月21日の青森県大会からスタートする。 全国中学校駅伝は1993年からスタート。これまで熊本、滋賀、千葉、山口と開催地を変更 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年10月号 (9月13日発売)

2024年10月号 (9月13日発売)

●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦

page top