2022.08.21
◇Athlete Night Games in FUKUI2022(8月20日/福井県営9.98スタジアム)
福井陸協がクラウドファンディングなどを活用して開催にこぎ着けたナイター競技会の「Athlete Night Games in FUKUI2022」は、今年で4回目を迎えた。
今回は雷雨により競技開始が1時間遅れるなど悪天候に悩まされたが、そんなムードを吹き飛ばすようなパフォーマンスが展開。トラックや投てき・跳躍ピットの近くで見られる観客席はトップ選手の活躍に酔いしれた。
最初に行われたのは男子やり投。ウォーミングアップ途中で雷雨となり中断したが、影響を感じさせない好記録が続いた。ケガに悩まされてきた新井涼平(スズキ)が今季日本最高となる82m99で復活V。2位・ディーン元気(ミズノ)、3位・小椋健司(栃木県スポ協)とオレゴン世界選手権代表勢が続いた。
これで会場の雰囲気が変わると、男子110mハードルでは19年の大会で当時の日本記録(13秒25)をマークしている高山峻野(ゼンリン)が13秒36(+0.4)の好記録で優勝。女子100mハードルでは青木益未(七十七銀行)が12秒92(-0.1)で優勝し、同タイムで福部真子(日本建設工業)が2位と、世界選手権準決勝進出の2人が強さを見せた。
女子100mでは君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒40(+0.6)で優勝。フィナーレを飾る男子100mは、オレゴン世界選手権で準決勝に進んでいる坂井隆一郎(大阪ガス)が、デーデー・ブルーノ(セイコー)を抑えて10秒21(±0)でトップに立った。
第1回大会の19年に日本記録が連発するなど盛り上がりを見せてきたAthlete Night Games。今年もオレゴン世界選手権代表勢を中心に福井の夏を彩った。立案者の一人である福井陸協の木原靖之・専務理事は「来年はずっと計画しているようにバドミントンや卓球、競泳など他競技とコラボして盛り上げていきたい」と来年度以降への思いを語っている。
■Athlete Night Games優勝者一覧
・男子
100m 坂井隆一郎(大阪ガス)10秒21(±0)
110mH 高山峻野(ゼンリン)13秒36(+0.4)
走幅跳 松本彗佑(極東油業)7m70(+0.2)
やり投 新井涼平(スズキ) 82m99
・女子
100m 君嶋愛梨沙(土木管理総合)11秒40(+0.6)=大会新
100mH 青木益未(七十七銀行)12秒92(-0.1)=大会新
走幅跳 秦澄美鈴(シバタ工業)6m49(0.2)

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.14
東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏
-
2025.07.14
-
2025.07.13
-
2025.07.13
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.14
DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦
7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]
2025.07.14
男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー
7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]
2025.07.14
17歳のウィルソンが男子400mで44秒10!自らのU18記録を更新 200mは新鋭・ティーマースが19秒73/WAコンチネンタルツアー
7月11日~12日、米国・テネシー州メンフィスで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのエド・マーフィー・クラシックが開催され、男子400mでは17歳のQ.ウィルソン(米国)が44秒10のU18世界最高記録で優勝 […]
2025.07.14
【男子1500m】本田桜二郎(鳥取城北高3)3分43秒23=高校歴代5位
第239回東海大長距離競技会は7月13日、神奈川・東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、男子1500mで本田桜二郎(鳥取城北3)が高校歴代5位、中国高校新記録となる3分43秒23をマークした。従来の中国高校記録は徳本一善(沼 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会