◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン) 最終日
オレゴン世界陸上最終日のモーニングセッションに行われた新種目の男子35km競歩で、松永大介(富士通)が2時間33分56秒の26位でフィニッシュした。
14年にユージンで行われた世界ジュニア選手権で金メダルを獲得。16年のリオ五輪20km競歩で7位入賞の実績を持つ松永だが、以後は脚の故障や若手の台頭に押され、日本代表の座から遠のいていた時期が続いた。ここ数年は競技を辞めることも考えたことも少なくなかったという。
しかし、今年3月の全日本競歩能美大会20kmで復活優勝を飾ると、4月の日本選手権35km競歩でも2位となり、不振を脱却。両種目で世界選手権の出場権獲得するなかで、35kmを選択した。
8年前に世界一に輝いた場所でのレースとなった今大会。「入賞圏外かメダルかどちらかだと思っていた」と一か八かの勝負を仕掛け、スタートするやいなやハイペースで飛ばした。2位集団とは最大で1分以上の大差をつけて逃げ切りを図ったものの、5月に故障で練習ができなかったことも影響し、20km過ぎに追いつかれ、以降は苦しい歩きとなってしまった。
「力不足ですが、今日のレースに後悔はないです」とレース後は涙を浮かべた松永は、2年後のパリ五輪に向けて再び歩き出すと力強く語った。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.24
東京世界陸上がハローキティとコラボグッズ発売 人気キャラクターが陸上に挑戦
2025.08.23
【男子400mH】家入俊太(東福岡高3)49秒74=高校歴代2位
2025.08.23
長距離指導者の川越学氏が63歳で急逝 資生堂、エディオンで監督歴任 競歩の藤井も指導
-
2025.08.22
-
2025.08.22
2025.08.19
15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.07.24
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.24
東京世界陸上がハローキティとコラボグッズ発売 人気キャラクターが陸上に挑戦
TBSは8月23日、公式SNSを更新し、東京世界陸上とサンリオによるコラボ映像を公開した。ハローキティをはじめとした人気キャラクターとコラボした映像となっている。 人気キャラクターが陸上に挑戦する姿を公開。シナモロールが […]
2025.08.23
【男子400mH】家入俊太(東福岡高3)49秒74=高校歴代2位
第80回九州選手権第1日は8月23日、大分・クラサスドーム大分で行われ、男子400mハードルで家入俊太(東福岡高3)が高校歴代2位となる49秒74をマークした。 家入は姪浜中3年時に全中400mB決勝進出。東福岡高では1 […]
2025.08.23
長距離指導者の川越学氏が63歳で急逝 資生堂、エディオンで監督歴任 競歩の藤井も指導
女子長距離を中心にトップ選手を指導してきた川越学氏が、8月22日に脳卒中のため亡くなったことがわかった。63歳だった。 鹿児島県出身の川越氏は、現役時代は鹿児島南高、早大で活躍。箱根駅伝では2度の優勝を果たし、日本インカ […]
2025.08.23
100m・ジェファーソンが10秒76V 砲丸投・ジャクソンが大会新 マリングスが円盤投初優勝/DLブリュッセル
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦・ブリュッセル大会(ベルギー)が8月22日に行われ、女子100m(-0.2)はパリ五輪銅メダルのM.ジェファーソン(米国)が10秒76で優勝した。 ジェファーソンは現 […]
2025.08.23
5000m田中希実が14分37秒19!自己4番目の好記録で世界陸上へ弾み 走高跳・真野は4位タイ/DLブリュッセル
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦・ブリュッセル大会(ベルギー)が8月22日に行われ、女子5000mに田中希実(New Balance)が出場。14分37秒19の9位だった。 田中は第2集団の後方でレ […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99