
◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)6日目
オレゴン世界陸上6日目のイブニングセッションに行われた女子やり投予選。B組に入った北口榛花(JAL)がビッグスローを放った。
やりが落ちると手を叩いてガッツポーズ。北口らしく飛び上がって弾ける笑顔でよろこんだ。
A組の記録がやや低調だったこともあり、「自分も飛ばないかも」と試合前は感じた。だが、練習拠点のやり投大国・チェコで指導を受けるディヴィッド・シェケラック・コーチに「緊張するだろうけど1本目を大事に。全力で前に投げるように」とアドバイスをもらう。その言葉を胸に臨んだ北口は強さを見せた。
「いきまーす!」。会場中に響き渡るその声は力強かった。まっすぐ前を見つめ走り出し、放ったやりはぐんぐんと飛距離を伸ばして宙を飛んでいく。予選通過ライン(62m50)を超える快投だった。記録はサードベストの64m32。「1本で決められて良かったです」と見事全体トップで決勝進出を決めた。
今季好調ぶりを見せていた北口だったが「数日前まで調子が悪くて自信がありませんでした」。それでも、「昨日の助走練習で(いつもの)自分に戻っていて自信を持てていけたのが良かったです」と笑顔で振り返る。
19年ドーハ大会ではあと6cmで決勝進出を逃したが、今回は全体トップ通過。6月のダイヤモンドリーグ・パリ大会でも日本人初の優勝と、歴史的快挙を成し遂げている。
北口は大会前から「入賞が目標」と口にしてきた。「今日以上のものを発揮できるように頑張ります」。決勝でも北口らしい笑顔を見せるだろう。
決勝は日本時間23日の10時20分から行われる。
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やりが落ちると手を叩いてガッツポーズ。北口らしく飛び上がって弾ける笑顔でよろこんだ。
A組の記録がやや低調だったこともあり、「自分も飛ばないかも」と試合前は感じた。だが、練習拠点のやり投大国・チェコで指導を受けるディヴィッド・シェケラック・コーチに「緊張するだろうけど1本目を大事に。全力で前に投げるように」とアドバイスをもらう。その言葉を胸に臨んだ北口は強さを見せた。
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今季好調ぶりを見せていた北口だったが「数日前まで調子が悪くて自信がありませんでした」。それでも、「昨日の助走練習で(いつもの)自分に戻っていて自信を持てていけたのが良かったです」と笑顔で振り返る。
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