オレゴン世界選手権の男子短距離合宿が7月1日に都内で公開され、すでに渡米しているサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)を除く、男子4×100mリレー、4×400mリレー、男女混合4×400mリレーの代表が練習に参加し、その後取材に答えた。
昨年の東京五輪で3分00秒76の日本タイ記録をマークした4×400mリレー。それでも予選落ちに終わっており、オレゴン世界選手権では「2分台を出して決勝」(邑木隆二ヘッドコーチ)が目標となる。
今回、2001年エドモントン世界選手権以来、21年ぶりに400mの個人で3人フルエントリー。日本選手権優勝の佐藤風雅(那須環境技術センター)、川端魁人(中京大クラブ)、ウォルシュ・ジュリアン(富士通)が出場する。リレーメンバーとしては、男女混合マイルも含めて中島佑気ジョセフ(東洋大)、岩崎立来(大体大)、河内光起(大阪ガス)が選出された。
19年ドーハに続いて2大会連続代表のウォルシュ。昨年はケガに泣いたが、「冬にアメリカでトレーニングしたことが今季につながっている」と、マイケル・ノーマン、ライ・ベンジャミンら世界トップ選手と練習をともにした。
東京五輪は個人で出場したもののリレーには出場できず。「今回は1走から3走になりそうなので、そこでいい流れをつなぎたい。みんな調子も良さそうなので日本記録は出ると思います」と話した。
東京五輪メンバーの川端は、マイルの作戦について「2分台を出さないと決勝に残れない。1走をトップでつなぐこと。2走も前半200mはトップでいって、前のほうでつなげれば後半耐えられる」と語る。その中で自身は「2走でいい場所(順位)を取る」と意気込み語った。
1走に日本選手権王者の佐藤が入り、川端、ウォルシュとつなぎ、最後はラストに強い中島が入るか。邑木ヘッドコーチは「これまではウォルシュ頼りだったが3走に回せるのが理想。前でレースをする」と話した。
かつて、2004年アテネ五輪では4位入賞を果たしているように、4×100mリレーよりも日本にとって得意種目でもあった。アテネ以来、18年ぶりの世界大会入賞へ。まずは2分台に向けて積極的なレースをしかけていく。
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