◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)2日目
ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権。大会2日目に行われた男子100m決勝は、栁田大輝(東洋大)が10秒30(1.6)をマークして優勝した。
群馬・東農大二高を卒業し、4月より東洋大へ入学した栁田。「昨日からすごく緊張していて、今までにないくらい緊張しました」と、普段とは違う気持ちで今シーズン初のレースを迎えた。
準決勝では「決勝に余力を残そうと思ってスピードはある程度出しつつ走る」というレースプラン。それでも追い風参考ながら、10秒15(3.1)をマークした。「かなり風に力をもらった」とはいえ、「中盤で今までにないスピードで走れました。風がなくても同じタイム(10秒15)を狙えるなと思いました」とレースを振り返った。
決勝は「夕方になってきて風が冷たく、タイムを狙うのが少し難しかった」と栁田。それでも、「最後で勝ち切れたことは良かったと思います」と大学初レースで手応えをつかんだ。
男子100mの大会記録は2017年に桐生祥秀(東洋大、現・日本生命)が出した10秒01。「高校までの大会記録はすぐ目の前にありましたが、急に10秒01になって、やっぱり桐生さんってすごいな」と東洋大卒の先輩の記録の偉大さを改めて実感した。その桐生が持つ東洋大記録は日本人初の9秒台となる9秒98で、栁田は「できるだけ早く東洋大記録を更新したい」と意気込んでいる。
高校生ながら昨年まで2年連続で日本選手権の決勝に残っている栁田。今季は世界選手権だけでなく、ワールドユニバーシティゲームズやアジア大会と国際大会が控えているが、「世界選手権の参加標準記録10秒05を切りたい」と話し、「自分の中では世界選手権に出場できればいいなと思っています」と、ルーキーながら世界の高みを見据えた目標を掲げている。
文/松尾美咲
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