HOME ニュース、海外

2022.03.07

生ける伝説エリウド・キプチョゲ「スポーツ、走ることで平和をもたらしましょう」東京マラソン優勝会見要旨
生ける伝説エリウド・キプチョゲ「スポーツ、走ることで平和をもたらしましょう」東京マラソン優勝会見要旨

エリウド・キプチョゲ

東京マラソンで圧巻の走りを見えたエリウド・キプチョゲ(ケニア)。世界記録を持ち、オリンピックは連覇、そして37歳となった今も世界のトップを走り、自己3番目の記録となる2時間2分40秒で東京の街を駆け抜けた。

優勝会見で語ったのは、「強さを見せられた」ということと、走ることへの愛情。そして、平和への思いだった。

広告の下にコンテンツが続きます

「本当にハッピー。日本に来ることができてうれしい。大会記録で勝てたのはうれしいですし、応援してくれた人、都民のみなさんに感謝します。2日前の会見でも言いましたが、強さを見せられたと思います」

「36kmすぎに飛び出したのは、いいタイムが出せていて、楽しかったから。走ることに対する愛情で飛び出したのです」

「東京を走れて本当にうれしかった。元々は(オリンピックで)都内を走る予定だったが、今も状況が続いている(コロナ禍の)状況ですが、それによって札幌に移りました。前から東京に来たいと約束していました。今回、多くの人にインスピレーションを見せられた。チームで結束すれば、何か変化を見せられる。目標に向かってまとまることの大切さを伝えられたと思う」

広告の下にコンテンツが続きます

「今回、東京で大会記録を更新するという目標を達成できた。次は、一度また計画を立て直して、マネジャーとどういう目標を立てるか話し合う。僕らは単独ではなく集団で努力している。チームで団結するからこそ勝つことができる。だからチームで次の目標を設定したい」

「最後に、今日は本当にありがとうごじあました。ひとつに団結して、平和をもたらしましょう。それができるのはスポーツしかないのです。今、世界は困難な状況にあります。戦争などは打ち負かしましょう。団結すれば必ず解決策が見出せます。世の中には問題を起こす人と、問題を解決する人という2つが存在する。我々は問題を解決する人のグループになりましょう。それが我々の目的です」

東京マラソンで圧巻の走りを見えたエリウド・キプチョゲ(ケニア)。世界記録を持ち、オリンピックは連覇、そして37歳となった今も世界のトップを走り、自己3番目の記録となる2時間2分40秒で東京の街を駆け抜けた。 優勝会見で語ったのは、「強さを見せられた」ということと、走ることへの愛情。そして、平和への思いだった。 「本当にハッピー。日本に来ることができてうれしい。大会記録で勝てたのはうれしいですし、応援してくれた人、都民のみなさんに感謝します。2日前の会見でも言いましたが、強さを見せられたと思います」 「36kmすぎに飛び出したのは、いいタイムが出せていて、楽しかったから。走ることに対する愛情で飛び出したのです」 「東京を走れて本当にうれしかった。元々は(オリンピックで)都内を走る予定だったが、今も状況が続いている(コロナ禍の)状況ですが、それによって札幌に移りました。前から東京に来たいと約束していました。今回、多くの人にインスピレーションを見せられた。チームで結束すれば、何か変化を見せられる。目標に向かってまとまることの大切さを伝えられたと思う」 「今回、東京で大会記録を更新するという目標を達成できた。次は、一度また計画を立て直して、マネジャーとどういう目標を立てるか話し合う。僕らは単独ではなく集団で努力している。チームで団結するからこそ勝つことができる。だからチームで次の目標を設定したい」 「最後に、今日は本当にありがとうごじあました。ひとつに団結して、平和をもたらしましょう。それができるのはスポーツしかないのです。今、世界は困難な状況にあります。戦争などは打ち負かしましょう。団結すれば必ず解決策が見出せます。世の中には問題を起こす人と、問題を解決する人という2つが存在する。我々は問題を解決する人のグループになりましょう。それが我々の目的です」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。昨年のパリ五輪(5位) […]

NEWS 入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

2025.09.17

入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]

NEWS 足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

2025.09.17

足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24を跳び、8位入賞を果たした。 前回のブダペス […]

NEWS 走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

2025.09.17

走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した瀬古優斗(FAAS)が2m20で10位だった。 入賞を逃し、満足はしていない。だが、世界 […]

NEWS 初出場110mH野本周成 ファイナルまであと0.01秒の健闘も「甘い世界じゃなかった」/東京世界陸上

2025.09.17

初出場110mH野本周成 ファイナルまであと0.01秒の健闘も「甘い世界じゃなかった」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードル準決勝1組に出場した野本周成(愛媛競技力本部)は13秒30(-0.8)の3着。各組3着以下の記 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top