2021.11.25
日本陸連は11月25日、2024年パリ五輪マラソン選考レースとして行われる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の進出条件を発表した。
基本的には2019年と同様の形がとられているが、日本記録が2時間4分台に突入した男子は設定タイムが1分向上。また、新設されたジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)と連動され、JMCシリーズランキング上位者にもMGCへの出場権が与えられる。
日本陸連強化委員会中長距離・マラソンシニアディレクターの高岡寿成氏は、「東京では大迫(傑)君が6位、一山さん(麻緒、ワコール)が8位に入賞したが、それ以外の選手が力を出せなかったことが今後の課題。入賞まで持っていった日本のレベルをさらに引き上げることが目標です」とMGCを再び開催する意義を強調し、「世界に挑戦したい」と選手たちの今後の奮起を促した。
パリ五輪選考のMGCは2023年秋の開催が予定されている。パリ五輪の出場資格要項が未発表であるためMGCでの内定条件や内定人数などについては未定。パリ五輪の出場資格の要項が発表され次第、明確に策定していくとしている。
■MGC進出条件
男子
G1:1~3位+2時間10分以内、4~6位+2時間9分以内
G2:1位+2時間10分以内、2位~6位+2時間9分以内
記録(1本):JMC加盟大会および対象国際大会2時間8分以内
記録(2本):JMC加盟大会および対象国際大会2時間10分以内
シリーズ1・2 各ランキング上位8名
女子
G1:1~3位は2時間28分00秒、4~6位は2時間27分以内
G2:1位+2時間28分以内、2位~6位+2時間27分以内
記録(1本):JMC加盟大会および対象国際大会2時間24分以内
記録(2本):JMC加盟大会および対象国際大会2時間28分以内
シリーズ1・2 各ランキング上位8名
共通
国際大会:2022オレゴン世界選手権8位以内、2022杭州アジア大会3位以内
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.19
和田遼がDL廈門・男子100mに出場決定! オレゴン金のカーリー、先輩の桐生祥秀らと対決
2024.04.19
編集部コラム「新年度スタート」
-
2024.04.19
-
2024.04.19
-
2024.04.19
2024.04.17
パリ五輪の公式スポーツウエアが公開!赤を基調にパリの日の出イメージ 環境への配慮も
-
2024.04.18
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.03.28
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.19
和田遼がDL廈門・男子100mに出場決定! オレゴン金のカーリー、先輩の桐生祥秀らと対決
4月19日、ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は20日に行われる第1戦廈門大会のスタートリストを発表し、男子100mに和田遼(ミキハウス)が新たにエントリーされたことが明らかとなった。 和田は東洋大卒の23歳。京都・洛南 […]
2024.04.19
北京ハーフマラソンで優勝した何傑を含む上位4人の成績を取り消し アフリカ選手がフィニッシュ前に順位譲り国際的な問題に
4月19日、北京ハーフマラソン組織委員会は、14日のレースで優勝した何傑(中国)を含む、上位4人の成績を取り消すことを発表した。 このレースでは何が1時間3分44秒で優勝を飾ったが、フィニッシュ寸前で先導していたケニアの […]
2024.04.19
編集部コラム「新年度スタート」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り […]
2024.04.19
十種競技・右代啓祐が7164点 06年から続く7000点超えを“19年連続”に伸ばす/マウントサックリレー
4月17日、18日の両日、米国カリフォルニア州ウォルナットで第64回マウントサックリレーの1日目、2日目が行われ、男子十種競技に出場した右代啓祐(国士舘クラブ)が7164点で14位に入った。 8308点の日本記録を持つ右 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!