
◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)2日目
第90回日本インカレ3日目に、男子110mハードルの準決勝、決勝が行われた。東京五輪で準決勝に進んでいる日本記録(13秒06)保持者の泉谷駿介(順大)が、決勝は13秒29(+1.4)をマークして優勝。最後のインカレを1年時以来のVで締めくくった。
両太ももに「ケガ防止のため」テーピングを施してスタートラインに立った泉谷。それもそのはず、初日に走幅跳で3位に入り、その試技間には4×100mリレー予選を走って決勝進出に貢献した。すぐに走幅跳に戻るハードスケジュール。さらに翌日には110mハードルと4×100mリレー決勝を走った。リレーでも銅メダルを獲得した。
そして迎えた最終日。準決勝は明らかに安全なレース運びで13秒74(+1.0)をマークすると、決勝でも中盤以降するすると前に出て、大会新、自己3番目となる13秒29(+1.4)でハイレベルな一戦でも追いかけてくるライバルたちをきっちり抑えた。
「うまくいったかわかりませんが、スタートを意識しました。13秒2台が出てうれしいです」と泉谷。今シーズンを振り返り「大変だったこともありますが、うまくいったシーズンだと思います」と総括する。東京五輪を経験し、「世界のハードルも上がっている」と実感。それでも「このまま跳躍ブロックを中心しながらハードルに取り組んでいけば、13秒1もコンスタントに出せると思う」と、変わらずに積み上げていく。
八種競技王者だった泉谷が、この4年で世界のトップに手を掛けようかというハードラーへと成長。だが、自身はとにかく陸上競技が大好きで、走るのも、跳ぶのも楽しい。走幅跳、得意とする三段跳など、無限の可能性を秘めているが、やはり東京五輪で味わった悔しさを晴らせるのはハードルだと考えている。「世界と戦うことを考えればやっぱりハードル。来年の世界選手権で」とリベンジを誓う。
3日間、走りきり、チームは総合優勝。「久しぶりにこんなハードスケジュールで足がパンパン。やっと終わりました」と笑みを浮かべた。ヘロヘロになりながらも戦い抜いた3日間。世界の頂点を目指そうかというハードラーでも、仲間たちとともに戦う3日間はやはり特別な舞台だったようだ。
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両太ももに「ケガ防止のため」テーピングを施してスタートラインに立った泉谷。それもそのはず、初日に走幅跳で3位に入り、その試技間には4×100mリレー予選を走って決勝進出に貢献した。すぐに走幅跳に戻るハードスケジュール。さらに翌日には110mハードルと4×100mリレー決勝を走った。リレーでも銅メダルを獲得した。
そして迎えた最終日。準決勝は明らかに安全なレース運びで13秒74(+1.0)をマークすると、決勝でも中盤以降するすると前に出て、大会新、自己3番目となる13秒29(+1.4)でハイレベルな一戦でも追いかけてくるライバルたちをきっちり抑えた。
「うまくいったかわかりませんが、スタートを意識しました。13秒2台が出てうれしいです」と泉谷。今シーズンを振り返り「大変だったこともありますが、うまくいったシーズンだと思います」と総括する。東京五輪を経験し、「世界のハードルも上がっている」と実感。それでも「このまま跳躍ブロックを中心しながらハードルに取り組んでいけば、13秒1もコンスタントに出せると思う」と、変わらずに積み上げていく。
八種競技王者だった泉谷が、この4年で世界のトップに手を掛けようかというハードラーへと成長。だが、自身はとにかく陸上競技が大好きで、走るのも、跳ぶのも楽しい。走幅跳、得意とする三段跳など、無限の可能性を秘めているが、やはり東京五輪で味わった悔しさを晴らせるのはハードルだと考えている。「世界と戦うことを考えればやっぱりハードル。来年の世界選手権で」とリベンジを誓う。
3日間、走りきり、チームは総合優勝。「久しぶりにこんなハードスケジュールで足がパンパン。やっと終わりました」と笑みを浮かべた。ヘロヘロになりながらも戦い抜いた3日間。世界の頂点を目指そうかというハードラーでも、仲間たちとともに戦う3日間はやはり特別な舞台だったようだ。
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