HOME ニュース、国内

2021.06.06

男子やり投・小椋健司が待望の80m超え!日本選手権で「五輪の標準を狙いたい」/デンカチャレンジ
男子やり投・小椋健司が待望の80m超え!日本選手権で「五輪の標準を狙いたい」/デンカチャレンジ


◇Denka Athletics Challenge Cup2021(6月6日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

サトウ食品日本グランプリシリーズのデンカチャレンジ、男子やり投で新たな大台突破スロワーが誕生した。優勝したのは小椋健司(栃木県スポーツ協会)。1回目に79m26を投げると、2回目に日本歴代8位となる81m63を投げた。小椋はさらに6回目にも80m84を投げた。

「しっかり自己ベストを投げられて満足しています」と小椋。シーズン前から「今年はしっかり練習できているので、大きい記録が出そう」と話していた通り、大学4年時に78mを超えて近づいてから、ついに待望の80mスロワーの仲間入りを果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

この試合では「助走のスピードを上げて、しっかり振り切れた」ことで81m。6回目は「記録を狙って投げられた」と言うように、“一発”ではなかったことは高く評価できる点だろう。

鳥取・倉吉総産高時代からインターハイ3位など実績を残り、そのポテンシャルは高く評価されてきた逸材の一人。日大4年時にはユニバーシアード代表に。だが、日本インカレは2度2位などタイトルになかなか届かず。日本体育施設、栃木県スポーツ協会と所属先を変えながらも、母校・日大でコツコツと努力を重ねてきた。19年には織田記念優勝、日本選手権2位で、79m36と記録を伸ばしたが、大台にあと一歩届かず。

春先には「いつも後輩たちに先を良い記録を出されているので、そろそろ」と語っていた小椋。「安定して記録を出せてきているので、日本選手権までに80mを超えられてよかった。日本選手権では(ワールドランキングのための)ポイントも意識しつつ、標準記録の85mを超えられるように狙っていきたいです!」と宣言。日本人10人目の80mスロワーは、まだまだ記録を伸ばしてきそうだ。

◇Denka Athletics Challenge Cup2021(6月6日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム) サトウ食品日本グランプリシリーズのデンカチャレンジ、男子やり投で新たな大台突破スロワーが誕生した。優勝したのは小椋健司(栃木県スポーツ協会)。1回目に79m26を投げると、2回目に日本歴代8位となる81m63を投げた。小椋はさらに6回目にも80m84を投げた。 「しっかり自己ベストを投げられて満足しています」と小椋。シーズン前から「今年はしっかり練習できているので、大きい記録が出そう」と話していた通り、大学4年時に78mを超えて近づいてから、ついに待望の80mスロワーの仲間入りを果たした。 この試合では「助走のスピードを上げて、しっかり振り切れた」ことで81m。6回目は「記録を狙って投げられた」と言うように、“一発”ではなかったことは高く評価できる点だろう。 鳥取・倉吉総産高時代からインターハイ3位など実績を残り、そのポテンシャルは高く評価されてきた逸材の一人。日大4年時にはユニバーシアード代表に。だが、日本インカレは2度2位などタイトルになかなか届かず。日本体育施設、栃木県スポーツ協会と所属先を変えながらも、母校・日大でコツコツと努力を重ねてきた。19年には織田記念優勝、日本選手権2位で、79m36と記録を伸ばしたが、大台にあと一歩届かず。 春先には「いつも後輩たちに先を良い記録を出されているので、そろそろ」と語っていた小椋。「安定して記録を出せてきているので、日本選手権までに80mを超えられてよかった。日本選手権では(ワールドランキングのための)ポイントも意識しつつ、標準記録の85mを超えられるように狙っていきたいです!」と宣言。日本人10人目の80mスロワーは、まだまだ記録を伸ばしてきそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.12

ボストンマラソンに世界歴代8位のコリル、女子はパリ五輪4位のロケディがエントリー

ボストンマラソンの主催者は12月11日、来年4月20日に米国で開催される同大会への出場選手6名(車椅子レースを含む)を発表した。 男子のJ.コリル(ケニア)、女子のS.ロケディ(ケニア)と、前回大会優勝者が出場予定。コリ […]

NEWS グランドスラム・トラックが財政難で破産申請へ 創設者マイケル・ジョンソン氏「使命と未来はあきらめない」

2025.12.12

グランドスラム・トラックが財政難で破産申請へ 創設者マイケル・ジョンソン氏「使命と未来はあきらめない」

今年新設されたリーグ大会、グランドスラム・トラックが破産申請を行ったことが現地メディアで報じられている。 グランドスラム・トラックはマイケル・ジョンソン氏を創設者・コミッショナーとして新設されてたリーグ戦。4大会を実施予 […]

NEWS タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

2025.12.11

タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]

NEWS 青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

2025.12.11

青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]

NEWS 箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

2025.12.11

箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top