オンラインイベントで小中学生と交流した大迫傑(Nike、右/アミューズ提供)
東京五輪男子マラソン代表の大迫傑(Nike)が6月5日と6日の2日間、アミューズが主催するオンラインイベント「大迫傑 アスリートのグローバル・コミュニケーション教室 supported by マニュライフ生命」に出席し、参加した小中学生に異文化コミュニケーションを恐れないことの大切さを訴えた。
スポンサー契約をしているマニュライフ生命が特別協賛となり、インターナショナルスクール「グローバルステップアカデミー」のネイティブ講師と慶大競走部OGのタレント・宇佐美菜穂さんとともに陸上競技でよく使われる英語表現や、自身の渡米経験などを紹介した。大迫は早大卒業後の2014年から米国を拠点に活動しているが、渡米した当初は「英語をまったく知らない状態」。メールでの指示を正確に理解できずに練習場所を間違えたことが「苦い経験」だったと言う。
それでも、英会話スクールに通うなどして言語の壁を少しずつ克服。「最初は大変だけど、間違った英語でも自分からコミュニケーションを取ろうとすることが大切」と力説した。
参加した中学生との質疑応答では「日本人の勤勉さなど、どういうところが優れているか考えながら戦っている」「マラソンの後は1、2週間休むけど、普段はあまり完全休養はしない」と、自身の経験に基づいた競技面のアドバイスも送った。
「経験してきたことをリアルに伝えたかった。海外に興味を持つ人が1歩を踏み出すきっかけになれば」と大迫。東京五輪を2ヵ月後に控える中で後進の育成にも意欲的だった。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.01
東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」
2025.05.01
九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.01
東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」
東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]
2025.05.01
九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場
九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]
2025.05.01
アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!
アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)