HOME ニュース、国内

2021.06.06

大迫傑が小中学生とオンラインイベントで交流 米国での「苦い経験」も明かす
大迫傑が小中学生とオンラインイベントで交流 米国での「苦い経験」も明かす


オンラインイベントで小中学生と交流した大迫傑(Nike、右/アミューズ提供)

 東京五輪男子マラソン代表の大迫傑(Nike)が6月5日と6日の2日間、アミューズが主催するオンラインイベント「大迫傑 アスリートのグローバル・コミュニケーション教室 supported by マニュライフ生命」に出席し、参加した小中学生に異文化コミュニケーションを恐れないことの大切さを訴えた。

 スポンサー契約をしているマニュライフ生命が特別協賛となり、インターナショナルスクール「グローバルステップアカデミー」のネイティブ講師と慶大競走部OGのタレント・宇佐美菜穂さんとともに陸上競技でよく使われる英語表現や、自身の渡米経験などを紹介した。大迫は早大卒業後の2014年から米国を拠点に活動しているが、渡米した当初は「英語をまったく知らない状態」。メールでの指示を正確に理解できずに練習場所を間違えたことが「苦い経験」だったと言う。

 それでも、英会話スクールに通うなどして言語の壁を少しずつ克服。「最初は大変だけど、間違った英語でも自分からコミュニケーションを取ろうとすることが大切」と力説した。

 参加した中学生との質疑応答では「日本人の勤勉さなど、どういうところが優れているか考えながら戦っている」「マラソンの後は1、2週間休むけど、普段はあまり完全休養はしない」と、自身の経験に基づいた競技面のアドバイスも送った。

「経験してきたことをリアルに伝えたかった。海外に興味を持つ人が1歩を踏み出すきっかけになれば」と大迫。東京五輪を2ヵ月後に控える中で後進の育成にも意欲的だった。

広告の下にコンテンツが続きます
オンラインイベントで小中学生と交流した大迫傑(Nike、右/アミューズ提供)  東京五輪男子マラソン代表の大迫傑(Nike)が6月5日と6日の2日間、アミューズが主催するオンラインイベント「大迫傑 アスリートのグローバル・コミュニケーション教室 supported by マニュライフ生命」に出席し、参加した小中学生に異文化コミュニケーションを恐れないことの大切さを訴えた。  スポンサー契約をしているマニュライフ生命が特別協賛となり、インターナショナルスクール「グローバルステップアカデミー」のネイティブ講師と慶大競走部OGのタレント・宇佐美菜穂さんとともに陸上競技でよく使われる英語表現や、自身の渡米経験などを紹介した。大迫は早大卒業後の2014年から米国を拠点に活動しているが、渡米した当初は「英語をまったく知らない状態」。メールでの指示を正確に理解できずに練習場所を間違えたことが「苦い経験」だったと言う。  それでも、英会話スクールに通うなどして言語の壁を少しずつ克服。「最初は大変だけど、間違った英語でも自分からコミュニケーションを取ろうとすることが大切」と力説した。  参加した中学生との質疑応答では「日本人の勤勉さなど、どういうところが優れているか考えながら戦っている」「マラソンの後は1、2週間休むけど、普段はあまり完全休養はしない」と、自身の経験に基づいた競技面のアドバイスも送った。 「経験してきたことをリアルに伝えたかった。海外に興味を持つ人が1歩を踏み出すきっかけになれば」と大迫。東京五輪を2ヵ月後に控える中で後進の育成にも意欲的だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

NEWS 王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

2025.07.18

王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンの主催者は、男子エリート選手のエントリーを発表した。 すでに、前世界記録のE.キプチョゲ(ケニア)の参戦が3月中に発表されているが、新たに19年、20年の東京を制しているB.レ […]

NEWS チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

2025.07.18

チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top