HOME ニュース、国内

2021.05.03

伊藤達彦10000mVで五輪決める 両大腿骨疲労骨折、肉離れから急仕上げ/日本選手権
伊藤達彦10000mVで五輪決める 両大腿骨疲労骨折、肉離れから急仕上げ/日本選手権


日本選手権男子10000m(5月3日/静岡)が行われ、伊藤達彦(Honda)が27分33秒38で優勝。すでに東京五輪の参加標準記録27分28秒00を突破していたため、初の東京五輪代表に内定した。

「優勝しか狙っていなかった。目標としていた優勝で五輪内定を決められてうれしく思います」。力強い言葉の裏には壮絶な逆境を乗り越えた自信があった。実は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を走っている最中に、両大腿骨疲労骨折と右ハムストリングスを肉離れしていたことを明かす。「正直あきらめていた」。なかなか快方に向かわず、3月の頭から練習を再開。走れない間はトレーナーの指導のもとで補強に努めた。

広告の下にコンテンツが続きます

「スタミナもスピードも落ちていると思ったが、ポイント練習をしているうちに予想以上に戻ってきた」と言うように、驚異的な回復力で仕上げてきた。この大会に向けても「昨年の日本選手権前よりも速いタイムで調整できた」と、逆境を乗り越えて進化した。

仕掛けたのは残り600m付近。駒大の田澤廉と鈴木芽吹と競り合いになったのは「想像していなかった」が、冷静に対応。「少しペースが落ちたところで仕掛けた」と、さすがのラストスパートを見せた。

これで、ライバルの相澤晃(旭化成)とともにオリンピックの舞台に立つ。その存在を支えにし、「絶対に代表を決めてやると思った。オリンピックでは相澤選手にだけは負けたくない」と、強い闘志を隠そうとはしない。

日本選手権男子10000m(5月3日/静岡)が行われ、伊藤達彦(Honda)が27分33秒38で優勝。すでに東京五輪の参加標準記録27分28秒00を突破していたため、初の東京五輪代表に内定した。 「優勝しか狙っていなかった。目標としていた優勝で五輪内定を決められてうれしく思います」。力強い言葉の裏には壮絶な逆境を乗り越えた自信があった。実は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を走っている最中に、両大腿骨疲労骨折と右ハムストリングスを肉離れしていたことを明かす。「正直あきらめていた」。なかなか快方に向かわず、3月の頭から練習を再開。走れない間はトレーナーの指導のもとで補強に努めた。 「スタミナもスピードも落ちていると思ったが、ポイント練習をしているうちに予想以上に戻ってきた」と言うように、驚異的な回復力で仕上げてきた。この大会に向けても「昨年の日本選手権前よりも速いタイムで調整できた」と、逆境を乗り越えて進化した。 仕掛けたのは残り600m付近。駒大の田澤廉と鈴木芽吹と競り合いになったのは「想像していなかった」が、冷静に対応。「少しペースが落ちたところで仕掛けた」と、さすがのラストスパートを見せた。 これで、ライバルの相澤晃(旭化成)とともにオリンピックの舞台に立つ。その存在を支えにし、「絶対に代表を決めてやると思った。オリンピックでは相澤選手にだけは負けたくない」と、強い闘志を隠そうとはしない。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.05.05

【男子八種競技】北村澪音(洛南高3京都) 5995点=高校歴代9位

第79回京都府高校対校選手権大会の京都市内ブロック予選会が5月3日、4日の両日、たけびしスタジアム京都で行われ、男子八種競技で北村澪音(洛南高3京都)が高校歴代9位の5995点をマークした。 中学時代に全中四種競技で優勝 […]

NEWS 世界リレーで北京世界陸上決定 男子マイル・今泉堅貴「最大の目標は達成」決勝逃したことは「反省」

2026.05.05

世界リレーで北京世界陸上決定 男子マイル・今泉堅貴「最大の目標は達成」決勝逃したことは「反省」

ボツワナで行われた世界リレーを終え、北京世界選手権出場権を獲得した男子4×400mリレーメンバーの今泉堅貴(内田洋行AC)がオンラインで会見を開いてレースを総括した。 予選は3分00秒79で5着にとどまり決勝進出を逃した […]

NEWS 前村ディレクター世界リレー総括 男子マイル「入賞をポイントに強化」出場権挑戦続く男子4継はDLとアジア大会でトライ

2026.05.05

前村ディレクター世界リレー総括 男子マイル「入賞をポイントに強化」出場権挑戦続く男子4継はDLとアジア大会でトライ

ボツワナで行われた世界リレーを終え、日本陸連強化委員会の前村公彦ディレクター(短距離)がオンラインで会見を開いて大会を総括した。 今大会は来年の北京世界選手権の出場権獲得を狙い、男子4×100m、4×400m、男女混合4 […]

NEWS 棒高跳・原口篤志が5m50 男子円盤投は幸長慎一が湯上剛輝抑える 齋藤真希は大会新V/水戸招待

2026.05.05

棒高跳・原口篤志が5m50 男子円盤投は幸長慎一が湯上剛輝抑える 齋藤真希は大会新V/水戸招待

日本グランプリシリーズ第7戦の水戸招待が5月5日、茨城県のケーズデンキスタジアム水戸で行われ、男子棒高跳は原口篤志(大経大院)が5m50で優勝を飾った。 昨年までは東大阪大に所属していたが、今春から大学院生として新たな環 […]

NEWS 【大会結果】2026水戸招待陸上(2026年5月5日)

2026.05.05

【大会結果】2026水戸招待陸上(2026年5月5日)

【大会結果】2026水戸招待陸上(5月6日/茨城県水戸市・ケーズデンキスタジアム水戸) ●男子 100m M.ウェンデ(豪州)  10秒54(+0.3) 2位 山田晃佑(DEEP JAPAN) 10秒54(+0.3) 棒 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年5月号 (4月14日発売)

2026年5月号 (4月14日発売)

2026シーズン展望
中距離特集ほか

page top