HOME 国内、大学

2021.05.04

駒大の勢い加速!日本選手権1万m田澤廉が2位、鈴木芽吹が3位 学生歴代2、3位にランクイン
駒大の勢い加速!日本選手権1万m田澤廉が2位、鈴木芽吹が3位 学生歴代2、3位にランクイン


日本選手権男子10000m(5月3日/静岡)で、東京五輪代表を決めた伊藤達彦(Honda)に続いたのが、駒大の田澤廉と鈴木芽吹だった。2位・田澤が27分39秒21、3位・鈴木が27分41秒68で、それぞれ日本人学生歴代2、3位に入る好記録。

昨年の全日本大学駅伝、そして今年の箱根駅伝と2冠した駒大がさらに勢いが増している。「学生記録(27分38秒31)を目指していた」という田澤は、「1秒足りなくて情けない走りだった」と振り返る。東京五輪の参加標準記録突破に向け、「スピードとスタミナはあると思うので、レースで余裕度をいかにもてるか。それを磨いていきたい」と、2位に入ったことでより明確になった東京五輪への道筋を思い描いていた。

一方、鈴木は、大八木弘明監督に「27分台を出そう」と言って送り出された。5000mからの1000mは「きつくて、ペースが速いと感じた」が、全体的に落ち着いていたペースを冷静に対応。一気に27分台に突入したが、「これが本当に真の力かわからない」と話していた。

広告の下にコンテンツが続きます

学生で同一チームにおいて複数の27分台ランナーがそろったのは、設楽啓太・悠太の兄弟による東洋大、現在3人27分台をそろえる早大に続いて、史上3チーム目となる。

■男子10000m日本人学生歴代5傑
27.38.31 大迫 傑(早大)
27.39.21 田澤 廉(駒大)
27.41.68 鈴木芽吹(駒大)
27.44.30 鎧坂哲哉(明大)
27.45.59 竹澤健介(早大)

日本選手権男子10000m(5月3日/静岡)で、東京五輪代表を決めた伊藤達彦(Honda)に続いたのが、駒大の田澤廉と鈴木芽吹だった。2位・田澤が27分39秒21、3位・鈴木が27分41秒68で、それぞれ日本人学生歴代2、3位に入る好記録。 昨年の全日本大学駅伝、そして今年の箱根駅伝と2冠した駒大がさらに勢いが増している。「学生記録(27分38秒31)を目指していた」という田澤は、「1秒足りなくて情けない走りだった」と振り返る。東京五輪の参加標準記録突破に向け、「スピードとスタミナはあると思うので、レースで余裕度をいかにもてるか。それを磨いていきたい」と、2位に入ったことでより明確になった東京五輪への道筋を思い描いていた。 一方、鈴木は、大八木弘明監督に「27分台を出そう」と言って送り出された。5000mからの1000mは「きつくて、ペースが速いと感じた」が、全体的に落ち着いていたペースを冷静に対応。一気に27分台に突入したが、「これが本当に真の力かわからない」と話していた。 学生で同一チームにおいて複数の27分台ランナーがそろったのは、設楽啓太・悠太の兄弟による東洋大、現在3人27分台をそろえる早大に続いて、史上3チーム目となる。 ■男子10000m日本人学生歴代5傑 27.38.31 大迫 傑(早大) 27.39.21 田澤 廉(駒大) 27.41.68 鈴木芽吹(駒大) 27.44.30 鎧坂哲哉(明大) 27.45.59 竹澤健介(早大)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.03

高知農が県高校最高記録の2時間6分36秒で5連覇 女子は山田がオール区間賞で都大路は“皆勤”の37に/高知県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた高知県高校駅伝は11月2日、高知市東部総合運動場周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は高知農が県高校最高記録となる2時間6分36秒で5年連続49回目の優勝。女子(5区間21.09 […]

NEWS 今治北が初の男女V!女子は序盤からトップを守り初の全国大会 男子は2時間7分23秒で2年ぶりに制す/愛媛県高校駅伝

2025.11.03

今治北が初の男女V!女子は序盤からトップを守り初の全国大会 男子は2時間7分23秒で2年ぶりに制す/愛媛県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた愛媛県高校駅伝が11月2日、西条市の西条ひうち高校駅伝特設コースで行われ、今治北が初の男女優勝を遂げた。女子(5区間21.0975km)は1時間14分13秒で初V。男子(7区間42.195km […]

NEWS 城東が初優勝で悲願の都大路へ 男子はつるぎが6連覇 男女ともに1区から先頭を譲らず逃げ切る/徳島県高校駅伝

2025.11.03

城東が初優勝で悲願の都大路へ 男子はつるぎが6連覇 男女ともに1区から先頭を譲らず逃げ切る/徳島県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた徳島県高校駅伝が11月2日、鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク周回長距離コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は城東が1時間14分27秒で初制覇し、初の全国大会出場を決めた。男子(7区 […]

NEWS マラソン王者・キプチョゲがエリートレースを“卒業” 七大陸を巡るワールドツアーを発表「人間に限界がないことを示したい」

2025.11.03

マラソン王者・キプチョゲがエリートレースを“卒業” 七大陸を巡るワールドツアーを発表「人間に限界がないことを示したい」

男子マラソンのエリウド・キプチョゲ(ケニア)が「キプチョゲ・ワールドツアー」と銘打ち、今後2年間で七大陸を巡り、マラソンに参加する計画を発表した。11月2日のニューヨークシティマラソンがエリートレースへの最後の出場となり […]

NEWS 西脇工大会新V 新妻遼己1区28分22秒、双子の弟・昂己3区快走で兄弟区間新 女子は須磨学園が3連覇/兵庫県高校駅伝

2025.11.03

西脇工大会新V 新妻遼己1区28分22秒、双子の弟・昂己3区快走で兄弟区間新 女子は須磨学園が3連覇/兵庫県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた兵庫県高校駅伝が11月3日、丹波篠山市の大正ロマン館前をスタートし、篠山鳳鳴高でフィニッシュするコースで行われ、男子(7区間42.195km)は西脇工が2時間3分25秒の大会新記録で2年連続3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top