HOME ニュース、国内

2021.03.28

男子400mは早大・伊東がトップ!世界リレーで「五輪出場権獲得を」/世界リレートライアル
男子400mは早大・伊東がトップ!世界リレーで「五輪出場権獲得を」/世界リレートライアル


◇シレジア2021世界リレー選手権日本代表選考トライアル(3月28日/宮崎・ひなた陸上競技場)

世界リレー選手権(5月1日、2日/ポーランド)に向けての代表選考レース、男子400mがタイムレース決勝(全3組)で争われ、3組で46秒76をマークした伊東利来也(早大)が全体トップだった。

昨年の日本選手権400m優勝の伊東。「前半自分のフォームで走り、後半の150mでどれだけ動きを作れるか」というテーマで臨んだと話し、「後半はなだれ込むような感じになってしまった」と悔しさをにじませる。タイムについても「シーズン初戦でコンディション(雨)といっても、これでは……」と納得がいかないレースとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

冬場は「スピードを落とさずに、400mとしてのスピードを意識してきた」と伊東。ケガなく順調にトレーニングしてきたようで、「シーズンが進めばその(スピード)部分も出てくると思う」と、期待を込める。世界リレー選手権の男子4×400mリレーの代表入りを濃厚とし「まずは入賞して五輪の出場権を獲得したい」と意気込みを語った。

2位に鳥取大医学部出身の池田弘佑(あすなろ会)が46秒91で入った。注目された昨年の日本インカレ400m優勝の井上大地(日大)は欠場。

300mでは佐藤拳太郎(富士通)が32秒87でタイムレース(全2組)の全体トップ。「前半から攻められず、400mぽい300mになってしまった」と反省するように、テーマに置いてきた「スピード」を生かせなかった。2016年リオ五輪代表、世界選手権3度の代表歴を持つ佐藤。「マイルのナショナルチームは日本記録(3分00秒76)を狙えるメンバーがそろえられると思う。楽しみにしていてください」とベテランらしく語った。

競技会終了後、山崎一彦・日本陸連強化委員会ディレクターが報道陣の取材に応じ、マイルの代表について「今回の結果をきちんと評価しつつ、これまでのプロジェクトで取り組んできた『スピードで前半から勝負できる』というメンバーを踏まえて選考したい」と話した。

◇シレジア2021世界リレー選手権日本代表選考トライアル(3月28日/宮崎・ひなた陸上競技場) 世界リレー選手権(5月1日、2日/ポーランド)に向けての代表選考レース、男子400mがタイムレース決勝(全3組)で争われ、3組で46秒76をマークした伊東利来也(早大)が全体トップだった。 昨年の日本選手権400m優勝の伊東。「前半自分のフォームで走り、後半の150mでどれだけ動きを作れるか」というテーマで臨んだと話し、「後半はなだれ込むような感じになってしまった」と悔しさをにじませる。タイムについても「シーズン初戦でコンディション(雨)といっても、これでは……」と納得がいかないレースとなった。 冬場は「スピードを落とさずに、400mとしてのスピードを意識してきた」と伊東。ケガなく順調にトレーニングしてきたようで、「シーズンが進めばその(スピード)部分も出てくると思う」と、期待を込める。世界リレー選手権の男子4×400mリレーの代表入りを濃厚とし「まずは入賞して五輪の出場権を獲得したい」と意気込みを語った。 2位に鳥取大医学部出身の池田弘佑(あすなろ会)が46秒91で入った。注目された昨年の日本インカレ400m優勝の井上大地(日大)は欠場。 300mでは佐藤拳太郎(富士通)が32秒87でタイムレース(全2組)の全体トップ。「前半から攻められず、400mぽい300mになってしまった」と反省するように、テーマに置いてきた「スピード」を生かせなかった。2016年リオ五輪代表、世界選手権3度の代表歴を持つ佐藤。「マイルのナショナルチームは日本記録(3分00秒76)を狙えるメンバーがそろえられると思う。楽しみにしていてください」とベテランらしく語った。 競技会終了後、山崎一彦・日本陸連強化委員会ディレクターが報道陣の取材に応じ、マイルの代表について「今回の結果をきちんと評価しつつ、これまでのプロジェクトで取り組んできた『スピードで前半から勝負できる』というメンバーを踏まえて選考したい」と話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

NEWS 男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

2025.11.17

男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]

NEWS 女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

2025.11.17

女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]

NEWS 佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top