◇第21回U20世界選手権(8月5~9日/米国・オレゴン)1日目
第21回U20世界選手権が開幕し、初日の日本勢では女子5000mで男乕結衣(東北高3宮城)が15分37秒33で7位と、今大会日本勢最初の入賞を果たした。また、その直後に行われた男子5000mでは栗村凌(中大)が13分48秒85で8位に入った。
男乕はスタートまもなく、先頭付近に位置し、1000mは3分06秒あたりで2番手通過。1500mあたりで先頭集団は早くも8人に絞られたが、男乕はその集団の後方で粘る。2000mは6分10~11秒。先頭が9分16秒で通過した3000mも8位をキープする。3400m過ぎで先頭集団が急激にペースアップすると、男乕は集団から離れて7位に。それでも、大きくペースダウンすることなく、順位をキープした。
4月下旬の織田記念で出した自己記録15分35秒06こそ届かなかったが、セカンドベストをマーク。アフリカ勢相手に健闘した。中学3年生で迎えた2024年1月の全国都道府県女子駅伝8区区間賞で注目され、その後もトラックや駅伝などで実績を積んできた男乕。今年1月の世界クロスカントリー選手権U20の部で日本勢トップの14位に入り、U20女子団体戦で日本の銅メダルに貢献した。
男乕とともに出場した吉田彩心(日本郵政グループ)は16分12秒76で14位だった。
男子5000mの栗村は、3600m付近まで10人ほどの先頭集団につけていたものの、そこからの急激にペースアップで一時は10位まで順位を落とした。しかし、残り200mからのラストスパートで順位を上げ、残り100mで9位、フィニッシュ寸前さらに1人をかわし、日本男子初入賞を決めた。
福島・学法石川高出身の大学1年生。昨年の全国高校駅伝で3区を務めて区間賞を獲得し、チームの高校最高記録での初優勝に貢献した。今季は5月上旬に5000mで13分21秒99のU20日本歴代2位をマークしている。なお、同じくこの種目の代表だった学法石川高時代のチームメイト・増子陽太(早大)は欠場した。
このほかの日本勢では、女子800m予選に日本記録(1分59秒52)保持者の久保凛(積水化学)が2組に登場。2分03秒27で2着フィニッシュしたが、先頭の選手が失格となり、繰り上がりで1着通過。タイムでも通過選手では全体トップで7日午後の準決勝に進んだ。
男子やり投予選ではA組の岩坂レオン(九州共立大)が68m31で6位。全体9番目の記録で7日午後の決勝に進んだ。男子ハンマー投予選B組に出場したアツオビン・アンドリュウ(九州共立大)が71m20を放ち、この組4位で通過。全体9番目の記録で7日午後の決勝を戦う。
女子3000m障害予選では1組の田谷玲(薫英女学院高3大阪)が10分09秒73で4着通過し、2日後の決勝に駒を進めた。
男子100mは予選と準決勝が行われ、日本からは菅野翔唯(東農大二高3群馬)とコンディション不良により清水空跳(星稜高3石川)に代わって篠崎博翔(東海大)の2人が出場。予選は菅野が7組1着(10秒44/-0.8)で、篠崎が5組2着(10秒29/+1.4)で通過した。だが、準決勝は2組の菅野が10秒43(+0.1)で7着、3組の篠崎は10秒43(+0.1)で7着に終わり、決勝進出はならなかった。
また女子円盤投予選A組に出場した近田ココ(東女体大)は51m53で7位。B組を合わせた総合では13位に終わり、決勝進出まであと1つ順位が届かなかった。
U20世界選手権は8月9日まで、米国・オレゴン州のヘイワード・フィールドで行われる。
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