日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。
ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートしたプログラム。これまで、北口榛花(JAL)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、橋岡優輝(富士通)、藤井菜々子(エディオン)ら、今の日本陸上界を牽引する選手たちが選出されてきた。
前回から自薦での募集と、「『次のステージ (nextstage)』に進み、『次の世代 (next age)』を担う可能性を秘めた選手を対象としたプログラム」である『ダイヤモンドアスリートNextage』も新設された。
今回は第11期のダイヤモンドアスリートNextageとして認定されていた、男子短距離の濱椋太郎(法大)、男子110mハードルの古賀ジェレミー(東京高3)、女子中長距離のドルーリー朱瑛里(津山高3岡山)の3人がダイヤモンドアスリートに昇格・認定された。
女子中長距離の澤田結弥(ルイジアナ州立大)、男子3000m障害の永原颯磨(順大)、男子走高跳の中谷魁聖(東海大)が、継続認定され、合計6人に。また、新規のダイヤモンドアスリートNextageに男子短距離の松下碩斗(静岡高1)と男子短距離・ハードルの後藤大樹(洛南高1京都)が選出された。
継続認定された中谷は「今季は目標には到達できない苦しいシーズンでしたが、この経験を通してどう戦っていけばいいのか、これからどういうふうに成長していけばいいのかという道筋になりました。壁を越えてこそのトップアスリートだと思います。失敗を大きく生かして、ダイヤモンドアスリートのプログラムを活用し、国際的な選手になっていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と力強く語った。
ダイヤモンドアスリートに新規認定となった濵は「ネクステージとして1年間取り組ませていただき、認定前とは見られ方が変わったなと思って過ごしてきました。来年からはダイヤモンドアスリートとして見られ方も変わるので、競技力だけでなく人間力も磨いて競技以外も成長できるように取り組みたいです」と意気込む。
同じく新規認定の古賀は「東京高校には負けん気という言葉があります。その言葉とダイヤモンドアスリートの内に秘めた思いをギラギラさせるというのは通じる部分があります。来年は世界に轟かせていきたい」と宣言。
ドルーリーは涙をこらえながら、「これまでの私は決して順調にいくことばかりではなかった競技人生でした。その中で挑戦し続けることや、自分と向き合うことを大事に、競技を続けてきて、今この場にいます。来年はワシントン大へ進学し、新しい挑戦が始まります。言語、文化が違う中でどのような選手になっていくか素直に楽しみな気持ちで一杯です。世界で活躍する選手になるというだけでなく、人として応援していただけるような選手になれるように全力で競技をしていきたいと思います」と挨拶した。
Nextageに認定された後藤は「まだ実感がありませんが、ここに立てているのも先生方や切磋琢磨できる仲間、家族の応援があってこそ。世界で戦える選手になるのが目標。プレッシャーにとらえるのではなく、自分のステージアップに向けたスキルアップのチャンスと思って、陸上は楽しいと思いながらいろんなことにチャレンジしていきたい」と語る。
この日が16歳の誕生日だった松下は「高校でいろいろなことを学び、実りある1年になりました。Nextageとしてさまざまなプログラムに取り組み、幅広く活躍できるように成長していきたい」と初々しく話した。
修了生となる男子棒高跳の北田は「3年間、地道に努力を重ねてきました。目標だった世界大会出場はケガや実力不足で出られず悔しい思いですが、11期終了が終わりではなく、認定された自信を今後の陸上人生につなげて先輩たちに並べるように努力してまいります」と語った。
米国滞在中の澤田は動画を寄せ「今後は1500mの自己ベストを更新して、全米学生や日本選手権で上位で戦うことを目指し、いずれ世界で戦えるように練習を頑張ります」と意気込んだ。
その後はアスリート委員会の戸邉直人(JAL)とプレゼンターを務めたサニブラウンも講師として参加したリーダーシッププログラムも公開され、サニブラウンらが自身の経験を伝えていた。
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