◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目
東京世界陸上3日目のモーニングセッションが行われ、男子マラソンはアルフォンス・フェリックス・シンブ(タンザニア)がアマナル・ペトロス(ドイツ)とトラック勝負を2時間9分48秒の同タイムながら制し、母国にこの種目初の金メダルをもたらした。
01年エドモントン大会で1秒差決着はあったが、同タイムで金、銀メダルを分けたのは史上初。3位のイリアス・オウアニ(イタリア)までの5秒差も史上最少差という大接戦だった。
気温は26度、60%を超える湿度のなか、最初の5kmを15分22秒のスローペースでスタート。細かな揺さぶりがありながら、中盤までは静かな展開で進む。
前回王者のヴィクトル・キプランガトらウガンダ勢が主導権を握りながら迎えた後半、上りが始まる37kmあたりからレースが動き始める。10~14人に先頭の人数が変化しつつ、最も勾配のきつい39kmあたりで優勝争いは一気に5人に絞られた。そこから、シンブ、ペトロス、イリアス・オウアニ(イタリア)の三つ巴で国立競技場へ。
ペトロスがやや抜け出したが、場内に入る直前にコースを間違えかけたシンブが猛然と追い込み、ほぼ同時にフィニッシュ。だが、シンブがわずかに前に出て、世界一の座に輝いた。
17年ロンドン大会の銅メダリストで、五輪でも2016年リオ5位、21年東京7位と2大会連続で入賞している33歳。昨年12月のバレンシアで出した2時間4分38秒を出している。
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