◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目
東京世界陸上の2日目のイブニングセッションも注目種目が目白押しだ。
何と言っても世界最速を懸けた男女各100mは準決勝、そして決勝が行われる。予選1組から9秒8台が飛び出した男子。2組のキシェーン・トンプソン(ジャマイカ)、3組のノア・ライルズ(アメリカ)もそろって9秒95をマークし、順当に準決勝へ駒を進めた。昨年のパリ五輪では決勝進出ラインが9秒93と非常ハイレベルとなったが、今回も同等、もしくはそれを上回る準決勝となりそうだ。
準決勝では1組にライルズ、2組にトンプソンが入っている。決勝はその激戦を突破した8人が繰り広げる最速バトルから目が離せない。
女子は予選で10秒台をマークしたのが3選手にとどまったが、各選手、準決勝で一気にギアを上げてくるだろう。メリッサ・ジェファーソン・ウッデン(米国)、パリ五輪金メダルのジュリアン・アルフレッド(セントルシア)らは予選で10秒台と好調ぶりで、女王争いの中心となりそうだ。
アルフレッドは準決勝で2組4レーンで、隣の5レーンにはベテランのシェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が入った。ジェファーソン・ウッデンは3組に登場する。
日本勢最注目は男子走高跳予選。昨年のパリ五輪で5位に入った赤松諒一(SEIBU PRINCE)、2022年オレゴン大会8位の真野友博(九電工)、そして8月中旬に日本歴代2位タイの2m33をマークした瀬古優斗(FAAS)の最強トリオが挑む。予選通過標準記録は2m30に設定されているが、近年の世界大会では2m25〜28あたりがボーダーラインとなっており、全員そろって決勝進出の可能性も十分だ。A組には真野、B組には赤松と瀬古が入る。
男子400m予選には1組に佐藤風雅(ミズノ)が、2組には中島佑気ジョセフ(富士通)が登場。女子400m予選には、前日の男女混合4×400mリレーで8位入賞に貢献した松本奈菜子(東邦銀行)が5組を走る。
この日は100mのほか、3種目でメダリストが決まる。男子10000mは大会3連覇中のジョシュア・チェプテゲイ(ケニア)不在のため、“新王者”が誕生する。パリ五輪銀メダルのベリフ・アレガウィらエチオピア勢がレースの中心か。世界大会特有の駆け引きと、ラストスパート合戦も見逃せない。日本からは葛西潤(旭化成)と、鈴木芽吹(トヨタ自動車)が出場。粘ってこの種目初の入賞を果たせるか。
女子円盤投は五輪2連勝中のバラリー・オールマン(アメリカ)が悲願の世界陸上初優勝へ盤石の構え。女子走幅跳は昨年のパリ五輪に続く金メダルを目指すタラ・デイヴィス・ウッドホール(アメリカ)が前日の予選で1回目に6m88を跳んで、軽々と決勝を決めるなど好調で、金メダル筆頭候補となりそうだ。
文/田中葵
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