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2025.09.07

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400m参戦のマクローリン「違うアプローチで自分に挑戦したかった」ライバル多く激戦も「集中」/東京世界陸上
400m参戦のマクローリン「違うアプローチで自分に挑戦したかった」ライバル多く激戦も「集中」/東京世界陸上

取材に応じるシドニー・マクローリン・レヴロン

【動画】マクローリンが大蔵で調整!

女子400mハードル世界記録保持者で、東京世界選手権では400mに出場するシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が9月7日、都内で練習を公開しメディアの取材に応じた。 この日が来日して最初のトレーニングだったというマクローリン。「身体をほぐしながらコンディションを確認していました」。ジョグ、ハードルドリル、ボックスを使った補強などで刺激を入れていた。 普段のトレーニングで大切にしていることについて「まずはスピードを大切にしています。キレのある動きてす。何よりフレッシュな状態で臨むことですね」と語る。 東京五輪400mハードルを当時の世界記録で優勝。翌年にもセレモニーで来日している。「またこの施設で準備できてうれしい」。この日はトレーニングが一般公開され、「たくさんの人が集まってくれるのは特別なことです。大会を楽しみにしてくれているのが伝わってきました」と笑顔を見せる。 昨年のパリ五輪400mハードルで自身世界記録を塗り替える50秒37を叩き出して優勝。そして、今季はハードルのない400mへの参戦となる。全米選手権でも48秒90で完勝した。 「確かにみなさんが言うように困難な挑戦ですが、これまでと違ったアプローチで自分自身にチャレンジしたかったのです。不安のあるなかに身を置き、それを受け入れて目標を成し遂げられるのだと示したかったのです」 ライバルにはパリ五輪金メダルのマリレイディ・パウリノ(ドミニカ共和国)や、ダイヤモンドリーグ・ファイナルを制したサルワ・エイド・ナセル(バーレーン)らがいる。 「彼女たちのことはもちろんチェックしています」とした上で、「ただ、それらは私のコントロールできるところではありません。結局は、自分自身の走りをすることに集中するだけです」。 400mの世界記録は1985年、東ドイツのマリタ・コッホが出した47秒60で長らく止まっている。 「かなり古い記録ですね。その時が来れば、誰かが必ず破るでしょう。すべてに可能性があり、限界などありません。とにかく、私は完璧なレースを目指して全力を尽くします。試合を観に来てくれれのを楽しみにしています!」 東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。マクローリンが出場する400mは2日目午後に予選、4日目午後に準決勝、6日目午後に決勝が実施される。

【動画】マクローリンの補強をチェック!

【動画】マクローリンが大蔵で調整!

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