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2025.08.03

男子400mH山内大夢が4年ぶり自己新48秒79でV!世界選手権代表・井之上駿太は4位「前半をいかに楽に、速く行けるかが課題」 /富士北麓ワールドトライアル
男子400mH山内大夢が4年ぶり自己新48秒79でV!世界選手権代表・井之上駿太は4位「前半をいかに楽に、速く行けるかが課題」 /富士北麓ワールドトライアル

富士北麓ワールドトライアル男子400mHで優勝した山内大夢

◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の名水スタジアム」)

富士北麓ワールドトライアルが行われ、タイムレース決勝で実施された男子400mハードルは最終組でトップ争いを演じた山内大夢(東邦銀行)、筒江海斗(ST-WAKO)が総合でも1位、2位を占めた。

タイムはともに東京世界選手権参加標準(48秒50)には届かなかったものの、山内は東京五輪セミファイナルを経験した2021年に出した48秒84を4年ぶりに塗り替える48秒79をマーク。筒江も昨年出した自己記録(48秒58)に迫る今季ベストの48秒84をマークした。3位は2組1着の岡村州紘(長野県信用組合)で49秒24だった。

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3組には東京世界選手権代表に内定している井之上駿太(富士通)が出場し、49秒40で3着。総合では4位となり、「コンディションが整っていない中でも3位以内、48秒台には入らないといけなかった」と首をひねった。

7月の日本選手権から1ヵ月、東京世界選手権に向けての第一歩がこの大会。「世界選手権に向けてしっかりとトレーニングを積んでいる段階で、実戦練習のつもり」で臨んだという。

冬季にスピードがついていることは確認済み。シーズン中はそのスピードとハードリングを噛み合わせるところに課題があり、今季ベストは自己記録(48秒46)に及ばない48秒99にとどまっている。ここから本番までの約1ヵ月も、取り組みは変わらない。「脚を速くすることをやります」。加えて、「前半」を課題に挙げた。

「5台目までインターバルを13歩で行きますが、それをいかに楽に、速くいけるかを目指していきたい」

法大の先輩である日本記録(47秒89)保持者の為末大、1組で49秒45と復活気配を見せた黒川和樹(住友電工)らと、最初の200m通過は遜色ないタイムが出せているという。「フィニッシュタイムで差があるのは前半で力を使っているから」と井之上。残る期間で、その走りに磨きをかけていくつもりだ。

◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の名水スタジアム」) 富士北麓ワールドトライアルが行われ、タイムレース決勝で実施された男子400mハードルは最終組でトップ争いを演じた山内大夢(東邦銀行)、筒江海斗(ST-WAKO)が総合でも1位、2位を占めた。 タイムはともに東京世界選手権参加標準(48秒50)には届かなかったものの、山内は東京五輪セミファイナルを経験した2021年に出した48秒84を4年ぶりに塗り替える48秒79をマーク。筒江も昨年出した自己記録(48秒58)に迫る今季ベストの48秒84をマークした。3位は2組1着の岡村州紘(長野県信用組合)で49秒24だった。 3組には東京世界選手権代表に内定している井之上駿太(富士通)が出場し、49秒40で3着。総合では4位となり、「コンディションが整っていない中でも3位以内、48秒台には入らないといけなかった」と首をひねった。 7月の日本選手権から1ヵ月、東京世界選手権に向けての第一歩がこの大会。「世界選手権に向けてしっかりとトレーニングを積んでいる段階で、実戦練習のつもり」で臨んだという。 冬季にスピードがついていることは確認済み。シーズン中はそのスピードとハードリングを噛み合わせるところに課題があり、今季ベストは自己記録(48秒46)に及ばない48秒99にとどまっている。ここから本番までの約1ヵ月も、取り組みは変わらない。「脚を速くすることをやります」。加えて、「前半」を課題に挙げた。 「5台目までインターバルを13歩で行きますが、それをいかに楽に、速くいけるかを目指していきたい」 法大の先輩である日本記録(47秒89)保持者の為末大、1組で49秒45と復活気配を見せた黒川和樹(住友電工)らと、最初の200m通過は遜色ないタイムが出せているという。「フィニッシュタイムで差があるのは前半で力を使っているから」と井之上。残る期間で、その走りに磨きをかけていくつもりだ。

【動画】東京五輪代表・山内が4年ぶり自己新!男子400mハードルのレースをチェック!

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