2025.08.03
◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の名水スタジアム」)
富士北麓ワールドトライアルが行われ、男子200mは飯塚翔太(ミズノ)が20秒45(+1.2)で優勝を飾った。
今日は「初速が上がらなかった」と飯塚。前半は1つ内側の鈴木碧斗(住友電工)に迫られる展開となった。それでも、後半に巻き返し、0.04秒差で抑えてV。「いいところと課題があったレースでした」と振り返る。
アジア選手権をはじめ4月から試合を重ねてきた影響で、「日本選手権後に疲れが一気に出ました」。この大会に向けて、「本当は高いスピードの練習を入れていきたかった」が、「ほとんどできませんでした」。ただ、それでも2012年から続く20秒5切りを達成し、「その中でこのタイムはいいと思います」と手応えも口にする。
この冬、ともにトレーニングをこなした桐生祥秀(日本生命)が100m予選で8年ぶり9秒台(9秒99)を叩き出し、「めちゃくちゃ刺激をもらいました」と言う。互いに課題を補い合うように練習を重ねていて、「彼は決めたメニューは絶対にこなす」姿勢などを含めて刺激を受け、切磋琢磨した。だからこそ、桐生が作り出した好記録ラッシュの流れに「乗りたかったですね」と悔しさをのぞかせる。
5大会連続6度目の世界選手権出場へ、ワールドランキングとして予断を許さない位置にいる。そのため、「記録を狙っていきたい」と33歳は力強い。8月中旬のAthlete Night Games in FUKUIに向けて、「0~40mの部分を作っていきたい」と気合を入れていた。
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