2025.05.27
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。
高知県大会は5月24日〜26日の3日間、春野総合運動公園陸上競技場で行われた。
女子は4×100mリレーで47秒02の県高校記録樹立をはじめ、スプリント種目と跳躍種目で高知農が躍動した。岡林沙季(3年)が100mを11秒92(+1.8)で優勝し、昨年の佐賀国民スポーツ大会少年女子B100mチャンピオンの妹・結衣(1年)が0.03秒差で2着に続いている。田中佐和(1年)も12秒34の3着に入り、高知農勢が表彰台を独占している。
200mでは沙季が24秒98(-0.5)、結衣が25秒57でワン・ツーフィニッシュとなった。4×100mリレーでは田中、沙季、結衣・横山穂乃翔(3年)の布陣で臨み、予選で県高校新記録を樹立。決勝では47秒98で優勝を飾った。沙季は三段跳でも11m31(+0.2)で優勝し、4冠を達成。結衣は走幅跳でU16大会覇者の強さを見せる5m80(+1.1)でトップとなり、田中が5m57(+0.7)で2位、横山が5m45(+2.6)で3位に入っている。
そのほか、棒高跳ではU18大会で4位入賞の鈴木夢桜(高知3)が2年前に自らがマークした大会記録を1cm上回る3m53の大会新記録で優勝。円盤投は県新人大会を制した西岡七夏(高知国際3)が2位に5m以上差をつける35m82で連覇を果たした。
男子は4種目で大会記録が破られた。細川遥斗(岡豊3)が200mで21秒57(+1.3)をマークし、100m(10秒40/+3.7)との2冠を手にしている。1500mでは山本聖也(高知農3)が昨年自身が打ち立てた大会記録を3秒59上回る3分54秒28で3連覇を達成。5000mも2位に30秒以上の差をつける14分31秒74で頂点に立った。
400mハードルは県高校記録(52秒06)保持者の古味駿都(土佐3)が12年ぶりに大会記録を塗り替える53秒39でフィニッシュ。円盤投では前田実輝(高知農3)が4投目に42m88のマークし、4年ぶりに大会記録を更新した。5000m競歩では、U18大会の3000m競歩で5位入賞の池畠良汰(高知工3)が、2位を1分近く離す22分36秒81で四国大会に弾みをつけた。
男子総合は高知農が166点、女子総合は追手前が101点でそれぞれ優勝を飾っている。
四国大会は6月14日〜16日の3日間、愛媛県総合運動公園陸上競技場で行われる。
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