HOME
国内、駅伝
女子長距離の小林成美(三井住友海上)が5月24日、自身のSNSを更新し、現役を退くことを明らかにした。
小林は「正式な退部日は少し先になりますが」としつつ、エントリーしている明日5月25日の東日本実業団選手権5000mが「引退レースです」と綴っている。
加えて、「ここ数年、いろいろ悩みながらも精一杯競技と向き合ってきました。しかし気持ちが少しずつ変化し、現状から一歩踏み出したい! 新しい挑戦をしたい!と思うようになり、この決断に至りました」と心境を明かし、感謝の想いを並べている。
2000年生まれの小林。小学生の時に長野・川中島ジュニアランニングクラブで陸上を始め、川中島中では、1学年先輩の和田有菜(現・日本郵政グループ)らとともに全国中学校駅伝に出場した。2年時には同駅伝でアンカーを務め、2位に貢献。3年時にも出場を果たした。長野東高へ進学すると、全国高校駅伝では2年時にアンカーを担い、チーム最高(当時)の2位フィニッシュを果たす。翌年もアンカーとして2年連続2位入賞を遂げた。
名城大では、上級生の加世田梨花(現・ダイハツ)、中学時代からの先輩である和田、同期の山本有真(現・積水化学)らとともにチームの主力として駅伝で活躍。10月下旬の全日本大学女子駅伝と、12月下旬の全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)では在学中、8大会すべてに出場していずれも優勝に貢献するなど、チームの柱となって名城大の黄金期を支えた。
また、個人でもトラックレースで実績を残し、21年のホクレン・ディスタンスチャレンジ10000mでは31分22秒34をマーク。当時の学生記録(現・学生歴代2位)を打ち立てた。日本インカレでは2年時の20年で10000m2位、3年時の21年は5000m2位の成績を残している。
学生最終年の22年シーズンはオレゴン世界選手権10000m代表に選出されたものの、出国直前の抗原検査で新型コロナウイルスの陽性反応を示し、派遣が見送られた。
実業団入りした2023年は試合に出ず、昨シーズンからレース復帰したものの、実業団駅伝には出場していなかった。
現役引退を表明した小林成美のInstagram
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.10
【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」
-
2025.10.10
-
2025.10.09
-
2025.10.09
-
2025.10.07
-
2025.10.05
-
2025.09.11
-
2025.09.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.11
女子400mH世界選手権連覇のボルが800mに挑戦! 「新しい旅を楽しみ準備ができている」
【動画】800mへの挑戦を表明するボル この投稿をInstagramで見る Femke(@femke_bol)がシェアした投稿
2025.10.10
【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.10.10
出雲駅伝の区間発表! 青学大・黒田朝日、國學院大・上原琉翔、駒大・山川拓馬、早大・工藤慎作がアンカー対決!
出雲駅伝の全区間エントリー 札幌学大 西塚璃純(4)-大橋史空(1)-山田陽翔(4)-早川拓海(4)-栗田紳冴(3)-伊藤徹(4) 補員 浦田陽聖(2)、K.ケネス(1) 北大 奥村日向(D1)-大野憲尚(4)-大久保伸 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/