2025.04.26
4月26日、ダイヤモンドリーグ(DL)の25年開幕戦となる厦門大会(中国)が行われ、男子300mハードルで豊田兼(トヨタ自動車)が34秒22の日本新記録で3位に入った。
世界のトップだけが出場できるDLに初挑戦となった豊田。コーナーがきつい1レーンと不利な内側でのレースだったが、前半から積極的なレースを披露する。
1台目のハードルを3位で通過すると、バックストレートではその順位をキープ。カーブに入った4台目で順位を落としたものの、残り100mからの直線で再び3位に浮上した。
33秒05の驚異的な世界記録を打ち立てたK.ワルホルム(ノルウェー)はには大きく引き離されたものの、33秒98で2位のM.リマ(ブラジル)に次ぐ3位でフィニッシュ。パリ五輪5位のK.マクマスター(英領ヴァージン諸島)らに先着するなど、初の大舞台でその名を世界に知らしめた。
豊田は昨年のパリ五輪400mハードルに出場したが、大会前に肉離れをした影響で予選落ち。故障が癒えた冬季からは順調にトレーニングを重ね、復帰戦となった4月の出雲陸上では300mで33秒30をマークしている。
レース後のインタビューでは「トップ選手ばかりで最初はすごく緊張しました」と答え、「今日のようなレースの経験が少ないので、もっと練習を積んでいきたい」と、好成績にさらなるやる気をみなぎらせた。
このほか、男子100mではパリ五輪代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出場。前半から精細を欠き、10秒42(+0.2)で10位に終わった。
【動画】300mHで豊田が日本新!ワルホルムは驚異的レコード!
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