4月4日から6日の3日間、ジャマイカ・キングストンで「グランドスラム・トラック」の第1戦が行われる。
「グランドスラム・トラック」は男子400m前世界記録保持者のマイケル・ジョンソン氏が24年に構想を明かして企画がスタートしたもの。陸上競技の人気が他のスポーツに奪われていることを憂いたレジェンドが自ら動き、商業的なリーグの創設にこぎつけた。
大会は年4回開催。100mから5000mまでのトラック種目のみを実施し、48選手が4戦すべてに参加するレーサーとしてリーグと契約した。高額賞金も用意され、各カテゴリーの優勝者には10万ドル(約1570万円)、8位の選手でも1万ドル(約157万円)が贈られる。
レーサーは、女子400mハードルのS.マクローリン・レヴロニ(米国)やパリ五輪男子1500m金メダルのC.ホッカー(米国)、ブダペスト世界選手権同種目で金メダルのJ.カー(英国)、女子中距離のJ.ハル(豪州)、女子400mアジア記録保持者のS.E.ナセル(バーレーン)らと、名だたる世界のトップが契約。日本からは5000mなどで日本記録を持つ田中希実(New Balance)が、レーサーとして世界のトップ選手と肩を並べる。
大会には48人のレーサーだけでなく、スポット参戦となる“チャレンジャー”の48人を合わせた96人が登録。ショートスプリント(100m/200m)、ロングスプリント(200m/400m)、中距離(800m/1500m)、長距離(3000m/5000m)、ショートハードル(男子110mH・女子100mH/100m)、ロングハードル(400mH/400m)と6つのカテゴリに男女それぞれ8人ずつが走る。1人の選手は3日間の大会で2レースに出場。順位に応じて与えられるポイントの合計で優勝者が決まる仕組みだ。
田中が出場する女子長距離カテゴリは4日に3000m、6日に5000mを実施。田中のほか、世界クロカン2位の実績を持つT.ゲブレセラマ(エチオピア)や米国の室内5000m記録を持つE.クラニー(米国)、10km世界記録保持者のA.ゲティチ(ケニア)がレーサーとして出走する。また、チャレンジャーとしてブダペスト世界選手権10000m銅メダルのE.タイェ(エチオピア)、高校時代から日本で活躍するH.エカラレ(ケニア/豊田自動織機)も登録されている。
4日から始まるキングストン大会では1日のタイムテーブルが1時間半から2時間と比較的短い時間でまとめられており、新たなファン獲得も目指している。これまでの陸上界にはなかったショーアップされたイベントになると言われており、新たなムーブメントを起こすことも期待されている。
2025年グランドスラム・トラックの日程
・4月4日~6日 キングストン(ジャマイカ) ・5月2日~4日 マイアミ(米国) ・5月30日~6月1日 フィラデルフィア(米国) ・6月27日~29日 ロサンゼルス(米国)RECOMMENDED おすすめの記事
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