HOME 国内、海外

2025.04.03

陸上新時代へ 新たなリーグ「グランドスラム・トラック」が4日から開幕! 田中希実も参戦
陸上新時代へ 新たなリーグ「グランドスラム・トラック」が4日から開幕! 田中希実も参戦

24年DLファイナル5000mに出場した田中希実

4月4日から6日の3日間、ジャマイカ・キングストンで「グランドスラム・トラック」の第1戦が行われる。

「グランドスラム・トラック」は男子400m前世界記録保持者のマイケル・ジョンソン氏が24年に構想を明かして企画がスタートしたもの。陸上競技の人気が他のスポーツに奪われていることを憂いたレジェンドが自ら動き、商業的なリーグの創設にこぎつけた。

広告の下にコンテンツが続きます

大会は年4回開催。100mから5000mまでのトラック種目のみを実施し、48選手が4戦すべてに参加するレーサーとしてリーグと契約した。高額賞金も用意され、各カテゴリーの優勝者には10万ドル(約1570万円)、8位の選手でも1万ドル(約157万円)が贈られる。

レーサーは、女子400mハードルのS.マクローリン・レヴロン(米国)やパリ五輪男子1500m金メダルのC.ホッカー(米国)、ブダペスト世界選手権同種目で金メダルのJ.カー(英国)、女子中距離のJ.ハル(豪州)、女子400mアジア記録保持者のS.E.ナセル(バーレーン)らと、名だたる世界のトップが契約。日本からは5000mなどで日本記録を持つ田中希実(New Balance)が、レーサーとして世界のトップ選手と肩を並べる。

大会には48人のレーサーだけでなく、スポット参戦となる“チャレンジャー”の48人を合わせた96人が登録。ショートスプリント(100m/200m)、ロングスプリント(200m/400m)、中距離(800m/1500m)、長距離(3000m/5000m)、ショートハードル(男子110mH・女子100mH/100m)、ロングハードル(400mH/400m)と6つのカテゴリに男女それぞれ8人ずつが走る。1人の選手は3日間の大会で2レースに出場。順位に応じて与えられるポイントの合計で優勝者が決まる仕組みだ。

田中が出場する女子長距離カテゴリは4日に3000m、6日に5000mを実施。田中のほか、世界クロカン2位の実績を持つT.ゲブレセラマ(エチオピア)や米国の室内5000m記録を持つE.クラニー(米国)、10km世界記録保持者のA.ゲティチ(ケニア)がレーサーとして出走する。また、チャレンジャーとしてブダペスト世界選手権10000m銅メダルのE.タイェ(エチオピア)、高校時代から日本で活躍するH.エカラレ(ケニア/豊田自動織機)も登録されている。

広告の下にコンテンツが続きます

4日から始まるキングストン大会では1日のタイムテーブルが1時間半から2時間と比較的短い時間でまとめられており、新たなファン獲得も目指している。これまでの陸上界にはなかったショーアップされたイベントになると言われており、新たなムーブメントを起こすことも期待されている。

4月4日から6日の3日間、ジャマイカ・キングストンで「グランドスラム・トラック」の第1戦が行われる。 「グランドスラム・トラック」は男子400m前世界記録保持者のマイケル・ジョンソン氏が24年に構想を明かして企画がスタートしたもの。陸上競技の人気が他のスポーツに奪われていることを憂いたレジェンドが自ら動き、商業的なリーグの創設にこぎつけた。 大会は年4回開催。100mから5000mまでのトラック種目のみを実施し、48選手が4戦すべてに参加するレーサーとしてリーグと契約した。高額賞金も用意され、各カテゴリーの優勝者には10万ドル(約1570万円)、8位の選手でも1万ドル(約157万円)が贈られる。 レーサーは、女子400mハードルのS.マクローリン・レヴロン(米国)やパリ五輪男子1500m金メダルのC.ホッカー(米国)、ブダペスト世界選手権同種目で金メダルのJ.カー(英国)、女子中距離のJ.ハル(豪州)、女子400mアジア記録保持者のS.E.ナセル(バーレーン)らと、名だたる世界のトップが契約。日本からは5000mなどで日本記録を持つ田中希実(New Balance)が、レーサーとして世界のトップ選手と肩を並べる。 大会には48人のレーサーだけでなく、スポット参戦となる“チャレンジャー”の48人を合わせた96人が登録。ショートスプリント(100m/200m)、ロングスプリント(200m/400m)、中距離(800m/1500m)、長距離(3000m/5000m)、ショートハードル(男子110mH・女子100mH/100m)、ロングハードル(400mH/400m)と6つのカテゴリに男女それぞれ8人ずつが走る。1人の選手は3日間の大会で2レースに出場。順位に応じて与えられるポイントの合計で優勝者が決まる仕組みだ。 田中が出場する女子長距離カテゴリは4日に3000m、6日に5000mを実施。田中のほか、世界クロカン2位の実績を持つT.ゲブレセラマ(エチオピア)や米国の室内5000m記録を持つE.クラニー(米国)、10km世界記録保持者のA.ゲティチ(ケニア)がレーサーとして出走する。また、チャレンジャーとしてブダペスト世界選手権10000m銅メダルのE.タイェ(エチオピア)、高校時代から日本で活躍するH.エカラレ(ケニア/豊田自動織機)も登録されている。 4日から始まるキングストン大会では1日のタイムテーブルが1時間半から2時間と比較的短い時間でまとめられており、新たなファン獲得も目指している。これまでの陸上界にはなかったショーアップされたイベントになると言われており、新たなムーブメントを起こすことも期待されている。

2025年グランドスラム・トラックの日程

・4月4日~6日 キングストン(ジャマイカ) ・5月2日~4日 マイアミ(米国) ・5月30日~6月1日 フィラデルフィア(米国) ・6月27日~29日 ロサンゼルス(米国)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

NEWS 中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

2025.06.15

中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

6月14日にオーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」の5000mに中大の溜池一太(4年)とルーキー・濵口大和が出場し、溜池は13分25秒11の自己新、濵口も13分37秒54のセカンドベストを […]

NEWS 3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

2025.06.15

3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

男子3000m障害の青木涼真(Honda)が6月14日、オーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」に出場し、8分23秒58で3位に入った。 青木は一昨年のU23欧州王者であるA.キヤダ(スペイ […]

NEWS 1500m黒田六花が初V!「悩んだ時期もあったけと…」男子4継は日大東北が大会タイで制す/IH東北

2025.06.15

1500m黒田六花が初V!「悩んだ時期もあったけと…」男子4継は日大東北が大会タイで制す/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)2日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の2日目が行われ、女子1500mは黒田六花(仙台育英2宮城)が4分18秒73で初優勝 […]

NEWS 八種・宮下輝一が雨の中で6272点の高校新「気持ちを強く持っていた」女子100mは對馬、400mHはガードナV/IH南関東

2025.06.15

八種・宮下輝一が雨の中で6272点の高校新「気持ちを強く持っていた」女子100mは對馬、400mHはガードナV/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の2日目が行われ、男子八種競技の宮下輝一(市船橋3千葉)が627 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top