日本陸連は3月26日に理事会を開催し、東京世界選手権マラソン代表を発表した。
男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、近藤亮太(三菱重工)の2名。女子は安藤友香(しまむら)、佐藤早也伽(積水化学)、小林香菜(大塚製薬)の3名が選出された。なお、男子の小山直城(Honda)は現時点で参加資格を得ておらず保留扱いとなり、ワールドランキングで参加資格を獲得した段階で選ばれる。
東京世界選手権のマラソン代表の選考については24年に選考基準が発表され、(1)パリ五輪で3位以内になった日本人最上位選手、(2)JMCシリーズⅣチャンピオン、(3)選考会または選考期間内で日本記録を出して、選考期間終了時点で日本記録保持者の選手、(4)選考競技会で参加標準記録を突破した選手という優先順位で、男女各3人が選考されることになっている。
このうち、(1)と(3)を満たす選手はおらず、(2)については男子が小山、女子が安藤が該当し、参加標準記録を突破している安藤が内定。次いで、(4)の該当者で記録上位だった男子の吉田と近藤、女子の佐藤、小林が代表として選出された。
男子の小山については大会の参加標準記録を切っていないため、世界陸連が発表するワールドランキングが確定する5月上旬まで待たねばならない。それでも、ランキング上位100位までが東京世界選手権に出場できる条件のなか、57位相当(3月26日時点)につけており、出場資格の獲得はほぼ確実な状況となっている。
また、女子の補欠選手には鈴木優花(第一生命グループ)が登録され、男子は細谷恭平(黒崎播磨)が次点扱いとなり、小山の状況次第で代表か補欠のいずれかとして登録されるという。
東京世界選手権のマラソンは女子が9月14日、男子が9月15日に、いずれも午前8時にスタートする。
東京世界選手権マラソン内定選手
【男子】 ・吉田祐也(GMOインターネットグループ/初) PB 2時間5分16秒(24年福岡国際) ・近藤亮太(三菱重工/初) PB 2時間5分29秒(25年大阪) ●次点 ・小山直城(Honda) PB 2時間6分33秒(24年大阪) ●保留 ・細谷恭平(黒崎播磨) PB 2時間5分58秒(25年大阪) 【女子】 ・安藤友香(しまむら/2回目) PB 2時間21分18秒(24年名古屋ウィメンズ) ・佐藤早也伽(積水化学/2回目) PB 2時間20分59秒(25年名古屋ウィメンズ) ・小林香菜(大塚製薬/初) PB 2時間21分19秒(25年大阪国際女子) ●補欠 ・鈴木優花(第一生命グループ) PB 2時間21分33秒(25年大阪国際女子)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.30
【世界陸上プレイバック】―15年北京―十種競技・イートンが世界新でV2 50km競歩で谷井孝行が銅メダル 荒井も4位入賞、16歳サニブラウン初出場
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.30
「東京レガシースタジアム」を10月17日~19日に開催! 100m走タイムチャレンジや中長距離スペシャルアカデミーを実施
一般財団法人東京マラソン財団と東京都は7月30日、東京レガシーハーフマラソン2025(10月19日)の開催に合わせて、「東京レガシースタジアム」を10月17日から19日の3日間、国立競技場や明治公園で実施することを発表し […]
2025.07.30
ベルリンマラソンにロンドン王者サウェらがエントリー!青森山田出身ワンジルも3年ぶり登録
9月21日にドイツで開催されるベルリンマラソンのエリート選手が発表された。男子には今年のロンドンマラソン優勝のS.サウェ(ケニア)が出場予定。ブダペスト世界選手権6位のM.メンゲシャ(エチオピア)やオレゴン世界選手権7位 […]
2025.07.30
学生世界最速はワラザ 200mも制して2冠 女子10000mはルカンが大会新/ユニバ
2年に一度開催される学生の総合スポーツ世界大会、FISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日、ドイツ、ライン・ルールで開催された。 男子100mはB.ワラザ(南アフリカ)が10秒16(-0.7) […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会